台湾新幹線の座席選び完全ガイド:家族旅行からビジネス出張まで快適に!予約方法やおすすめ座席も徹底解説

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台湾新幹線の座席選び完全ガイド:家族旅行からビジネス出張まで快適に!予約方法やおすすめ座席も徹底解説

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初めて台湾新幹線に乗る計画を立てていると、「台湾新幹線の指定席予約って、一体どうやるんだろう?」という素朴な疑問にぶつかりますよね。僕も最初はそうでした。特に、kkdayなどで割引チケットを見つけたはいいものの、これで本当に座席指定オンラインで完結するのか、すごく不安になったりします。

もし窓口で並んだあげく、台湾新幹線の座席指定ができないなんてことになったら、旅の計画が台無しです。そもそも台湾新幹線の座席指定はいつから予約できるのか、台湾新幹線の座席表を見ながら好きな席を選べるのか、なんて疑問が次から次へと湧いてくるものです。3日間乗り放題パスを使う場合はさらに特殊ですしね。

でも、大丈夫です。この記事一本で、あなたのそんな不安や疑問をすべて解消し、スマートな台湾旅行の実現をお手伝いしますよ。

記事のポイント

  1. Klookやkkdayで購入した割引チケットのオンライン座席指定手順がわかる
  2. 家族やグループ旅行で、隣同士の席を確実に確保する具体的な方法がわかる
  3. 予約に最適なタイミングや、大型スーツケースの置き場所といった実践的な知識が身につく
  4. 万が一予約できない場合の最終手段まで、あらゆる状況への対処法がわかる
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目次

台湾新幹線の座席指定をオンラインで完全攻略

台湾新幹線の座席指定をオンラインで完全攻略

Klook・kkdayでの台湾新幹線の座席指定の方法

Klook・kkdayでの台湾新幹線の座席指定の方法

さて、ここからが本題です。旅の計画を練り、Klookやkkdayでお得な台湾新幹線の割引チケットを見つけた瞬間、思わず「やった!」と声を上げた方も多いのではないでしょうか。台北から台南まで、定価から20%も割引になることもあり、これを使わない手はありませんよね。ただ、予約ボタンを押して決済を終えた後、ふと冷静になると、こんな疑問が頭をよぎりませんか?

「あれ、これで本当に席は取れているのか…?列車や時間の指定はどこでするんだろう?」

その感覚、非常によく分かります。結論から先に言いましょう。あなたが今手にしているのは、まだ座席が確定した「乗車券」ではありません。それは、「割引価格で新幹線に乗車する権利を得た、電子的な引換券(バウチャー)」なのです。そして、実際の座席指定は、ここからもう一手間、台湾高鐵(新幹線)の公式サイトで行う必要があります。

筆者

正直に告白すると、僕も初めてこの仕組みを利用したとき、購入完了メールが来た時点ですっかり安心しきっていました。危うく当日駅で満席だと告げられ、完璧に組んだはずの旅程が根底から崩れ去るところだったんです。あの時の冷や汗は、今でも忘れられません…。

なぜ、こんな少しだけ回り道のような仕組みになっているのか。それは、Klookやkkdayといったプラットフォームと、台湾高鐵の役割が明確に分かれているからです。

知っておくとスッキリする役割分担

  • Klook/kkdayの役割:年間数千万人もの旅行者を迎える台湾の玄関口として、外国人観光客向けに「割引乗車の権利」を販売する公式パートナー
  • 台湾高鐵の役割:年間6,700万人以上(2023年実績)もの乗客を運ぶ交通機関として、全ての乗客の座席予約を一元管理する中央システム

(参照:台湾高鐵)

つまり、私たちはまず公式パートナーからお得な権利を手に入れ、次に中央システムにアクセスして自分の席を確定させる、という流れになるわけです。この全体像を理解しておけば、もう迷うことはありません。それでは、具体的に「権利」を「座席」に変えるための鍵の見つけ方を見ていきましょう。

Klookを使ったオンライン予約手順

Klookで割引チケットを購入した場合、あなたの「鍵」となるのは、予約完了後に送られてくるメールや、Klookアプリの予約詳細画面に記載されている「Klook予約番号」です。アルファベットと数字が組み合わさった、この一意のコードがなければ何も始まりません。

このコードをコピーするかメモしたら、台湾高鐵の公式サイトへ向かいましょう。サイト内の「予約管理」のようなメニューから、この予約番号とパスポート番号を入力することで、あなたの予約情報を呼び出し、座席指定のステップに進むことができます。詳しい操作方法は、すぐ次の見出しで解説しますので、ご安心ください。

kkdayを使ったオンライン予約手順

kkdayを利用した場合も、基本的な考え方は全く同じです。購入後に発行されるバウチャーに、「引換コード(Redeem Code)」という名称で記載されているコードが、あなたの「鍵」となります。

この引換コードを手に、同じく台湾高鐵の公式サイトへアクセスします。そして、「予約番号で検索」といった項目に、コードとパスポート番号を入力すれば、システムがあなたの「乗車する権利」を認識し、座席を割り当てる準備を整えてくれます。

豆知識:旅をスマートにするアプリの活用
これはどちらのプラットフォームにも言えることですが、旅行前に公式アプリをスマートフォンにインストールしておくことを強く推奨します。紙のバウチャーを印刷して持ち歩くのは、紛失のリスクもありますし、何よりスマートではありません。特に、小さなお子様連れで荷物が多くなりがちなご家族にとっては、スマホ一つでサッと提示できる手軽さは、ストレスを大きく軽減してくれますよ。

台湾新幹線 座席指定 オンライン手順を徹底解説

台湾新幹線 座席指定 オンライン手順を徹底解説

さて、Klookやkkdayで割引乗車の「権利」を手に入れたあなたへ。ここからは、その権利を「乗車確約済みの指定席」へと昇格させる、最も重要なフェーズです。僕がこれからお話しする手順をなぞるだけで、あなたは台湾到着後に駅の窓口で列に並ぶ時間を完全にゼロにできます。慣れてしまえば、本当に5分もかからない作業ですよ。

旅行中の時間は、何にも代えがたい資産です。特に、分刻みで計画を立て、一つでも多くの体験をしたいと考える方にとって、現地の行列で時間を溶かしてしまうことほど、もったいないことはありませんからね。

オンライン座席指定 5つのステップ

  1. 台湾高鐵(THSR)公式サイトの予約管理ページに直接アクセスする
  2. 予約プラットフォームに応じた予約コード(引換コード)を入力する
  3. パスポート番号を正確に入力してログインする
  4. 乗車したい日付と便(列車番号)を選択する
  5. 座席の希望(窓側/通路側)を選び、予約を最終確定する

まず、台湾高鐵の公式サイトを開きますが、探す手間を省くために、以下の予約管理ページ(英語版)に直接アクセスするのが最も効率的です。

台湾高鐵 公式サイト オンライン予約

ページを開くと、いくつかの入力欄が表示されます。ここで、前のセクションで確認した「鍵」となるコードを入力するわけですが、どちらのサイトで購入したかによって、入力するコードの名称が少しだけ異なります。

予約サイトコードの名称入力する情報
KlookKlook予約番号 (Booking Reference)バウチャー記載の予約番号
kkday引換コード (Redeem Code)バウチャー記載の引換コード

パスポート番号は、購入時に入力したものと寸分違わず、正確に入力してください。この時、ありがちなのがケアレスミスです。

筆者

僕も一度、「予約が見つかりません」というエラーが出て、心臓がヒュッと冷たくなったことがあります。血眼になって入力情報を見直したら、なんてことはない、アルファベットの「O(オー)」を数字の「0(ゼロ)」と打ち間違えていただけでした…。皆さんも、どうかお気をつけて。

無事にログインできると、時刻表が表示され、あなたが乗車したい便を選択する画面へと移ります。希望の列車を選び、「Confirm(確定)」ボタンを押すと、最後のステップ、座席選択です。

最重要:日本の新幹線予約との決定的な違い
ここで、日本の「えきねっと」のように、車両の座席表が表示されて「7号車のD席」といった形でピンポイントに指定できるシステムを期待している方は、少し注意が必要です。残念ながら、この割引チケットのオンライン予約では、座席表からの詳細な位置指定はできません。

選択できるのは、あくまで「Window seat(窓側)」「Aisle seat(通路側)」か、という大まかな希望のみです。これは、効率的なシステムで大量の予約を処理するための、ある種の割り切りなのかもしれませんね。

あなたの希望(窓側か通路側か)を選択し、最終的な確認画面で「Confirm Booking」をクリックすれば、全ての手続きは完了です。お疲れ様でした。これで、あなたの指定席は確実に確保されました。あとは当日、発券するだけです。ね、思った以上にシンプルだったのではないでしょうか?

【プロが選ぶ】台湾新幹線 座席表のおすすめ席

【プロが選ぶ】台湾新幹線 座席表のおすすめ席

さて、オンラインで無事に列車と時間を押さえることができました。しかし、旅の質を追求する方にとって、本当のこだわりはここから始まりますよね。そう、「どの席に座るか」です。

前のセクションで、オンライン予約では「窓側」か「通路側」かしか選べないとお伝えしました。これを聞いて、「なんだ、それ以上は運任せか…」と少しがっかりした方もいるかもしれません。でも、ここからが腕の見せ所。実は、このシンプルな二択にこそ、旅の快適性を劇的に向上させるための、ちょっとした戦略と知識が隠されているのです。

ここでは、僕が30回以上の渡航経験で培ってきた、単なる個人的な好みを超えた、論理的な座席選びのコツを「目的別」にご紹介します。この記事を読んでいるあなたが、旅行の時間を1分1秒も無駄にしたくない効率重視の方であれ、お子様とのかけがえのない時間を最高のものにしたいご家族であれ、きっと役立つヒントが見つかるはずです。

筆者

指定席ならどこでも快適なのが台湾新幹線の良いところですが、どうせなら「最高の席」を狙っていきましょう。知っているか知らないかで、車窓から見える景色も、体感的な疲労度も、驚くほど変わってきますからね。

目的①:最高の景色を写真や記憶に残したいなら

旅の醍醐味は、なんといっても車窓からの風景。特に、初めて訪れる土地の景色は、一瞬たりとも見逃したくないものですよね。小さなお子様に窓の外を見せてあげたい、と考えるお父さんお母さんも多いでしょう。

結論から言います。最高の景色を望むなら、狙うべきは進行方向に向かって「右側の窓側」です。具体的には、座席番号のアルファベットで「A席」を指します。

座席番号のルール(普通車)

台湾新幹線の座席は、窓側から「A, B, C, E」とアルファベットが振られています。(Dは欠番)

A席B席(通路)C席E席
窓側通路側通路側窓側

なぜ右側(A席)なのか?それには地理的な理由があります。台湾の主要都市や人口が集中しているのは西海岸。台北から高雄(左営)へ南下する際、右側の車窓には、広大な嘉南平原の田園風景や、台湾海峡に沈む美しい夕日(午後の便の場合)が広がる可能性が高いのです。僕もこの景色に魅せられ、写真を撮る目的がある時は、必ず「窓側(Window)」を選び、A席が当たることを願っています。

目的②:静かな環境で集中したい、または休息したいなら

一方で、移動時間は貴重な読書の時間にしたい、少し仮眠をとって体力を回復させたい、と考える方もいるでしょう。そういった方には、「車両の中央付近、かつビジネス車両の近く」をおすすめします。

台湾新幹線のビジネス車両(商務車)は6号車に固定されています。この車両は料金が高い分、乗客も少なく、車内は非常に落ち着いた雰囲気に保たれています。その「静けさのおすそ分け」を狙えるのが、隣の5号車や7号車というわけです。さらに、デッキやトイレ、自動販売機から離れた車両の中央部分(目安として座席番号10番前後)であれば、人の出入りも少なく、より静かな環境を得やすくなります。

もちろん、これは乗客の層によるので100%ではありませんが、僕がPC作業に集中したい時は、このあたりを意識して予約するようにしています。体感ですが、当たる確率はかなり高いですよ。

知っておきたい座席の配置
前述の通り、台湾新幹線の普通車の座席は「2席-2席」の横4列シートです。日本の新幹線で一般的な「3席-2席」の5列シートではないため、通路を挟んだ隣席との距離にも余裕がありますし、窮屈な感じが少ないのも、長時間の移動では地味に嬉しいポイントです。

子連れでも安心!家族の台湾新幹線 指定席予約術

子連れでも安心!家族の台湾新幹線 指定席予約術

一人旅や夫婦での旅行と、小さなお子様を連れた家族旅行とでは、旅の計画で重視すべきポイントが全く異なりますよね。特に、初めての海外で長距離を移動するとなると、親として一番気がかりなのは、「万が一、家族の席がバラバラになってしまったらどうしよう…」という、あの心臓がヒュッとなるような不安ではないでしょうか。

僕も二人の子供を持つ父親として、その気持ちは痛いほどよく分かります。子供がぐずらないか、退屈しないか、周りに迷惑をかけないか…心配の種は尽きませんが、その大前提として「家族が隣り合って座れること」は何にも代えがたい必須条件です。でも、安心してください。台湾新幹線のオンライン予約システムは、この点において非常によく出来ています。

結論から言えば、たった一つのシンプルな原則を守るだけで、あなたの家族が離れ離れの席になるという悪夢は、ほぼ100%回避できます。

筆者

僕の旅の信条は、「事前に取り除けるストレスは、すべて取り除いておく」です。家族旅行における最大のストレス要因である座席問題を、ここで一緒に、確実につぶしておきましょう。

その原則とは、乗車する全員分のチケットを、必ず「一回の予約操作」でまとめて購入・指定することです。なぜなら、台湾高鐵の予約システムは、同一の予約番号に紐づけられた複数の乗客を、可能な限り近くの席に配置するよう、アルゴリズムが組まれているからです。

家族の席を確保する「DO」と「DON’T」

DO:
4人家族なら、「大人2名、子供2名」のように人数を正確に選択し、一度の決済で予約を完了させる。

DON’T:
「まずはお父さんの分だけ」「次に子供の分を…」というように、一人ずつ予約操作を繰り返すこと。これはシステムがそれぞれを「個人客」と認識するため、席がバラバラになる最も典型的な原因です。

例えば4人家族の場合、システムはまず「横並びの4席」を探します。しかし、台湾新幹線の普通車は2席-2席の配置なので、次に「前後2席ずつの計4席(例:1A, 1Bと2A, 2B)」といった、最もコンパクトにまとまれる座席の組み合わせを自動的に探して割り当ててくれます。僕がこれまで家族で何度も利用していますが、このルールを守って席が離れたことは一度もありません。

知っておきたいシステムの挙動と注意点
では、「まとまった席がそもそも残っていなかったら?」という疑問が湧きますよね。その場合、システムはバラバラの席を勝手に割り当てるのではなく、多くの場合「ご指定の人数では、まとまったお席をご用意できません」といった主旨のエラーメッセージを表示し、予約が成立しません。

これは非常に重要なポイントです。つまり、「気づかないうちに席が離れていた」という事態は起こりにくいのです。もしエラーが出た場合は、それは「この便はもう家族で座れない」という明確なサイン。潔く別の便を探すのが賢明です。だからこそ、家族旅行では特に、早めの予約が何よりも大切になるわけですね。

子供料金は何歳から?年齢別の料金ルール

子供料金は何歳から?年齢別の料金ルール

家族旅行の計画において、予算の管理は常に重要なテーマですよね。しかし、旅の満足度を左右するのは、必ずしも金額だけではありません。時には、「快適さ」や「心の平穏」への投資が、最高のコストパフォーマンスを生み出すことがあります。ここでは、台湾新幹線の子供料金のルールという単なる事実だけでなく、そのルールをどう解釈し、あなたの家族にとって最善の選択をするか、という一歩踏み込んだ話をさせてください。

まず、基本となるルールを正確に把握しましょう。台湾高鐵が公式に定めている子供(孩童票)および幼児の乗車規定は以下の通りです。

台湾新幹線 子供・幼児の料金規定

年齢区分料金座席の有無公式規定の要点
6歳未満
(身長115cm未満)
無料なし座席を使用しない場合に限る。大人1人につき2人まで同伴可能。
6歳以上12歳未満
(身長115cm以上)
子供料金
(大人料金の半額)
あり年齢確認のため、パスポート等の身分証明書の提示を求められる場合がある。
12歳以上大人料金あり

(参照:台湾高速鉄道 公式サイト 乗車券の種類)

ルール上、最大の判断ポイントは「6歳未満のお子様」の扱いです。規定通り、座席を使わずに大人の膝の上に乗せるのであれば、料金は一切かかりません。これは、家計を預かる身としては非常に魅力的に響きますよね。しかし、ここで一度立ち止まって、旅のリアルな情景を想像してみてほしいのです。

筆者

僕も父親として、かつて同じ決断を迫られました。子供が4歳の時、「台北から台中までの約1時間なら大丈夫だろう」と高を括り、膝の上で過ごす選択をしたんです。結果ですか?最初の30分は、窓の外の景色に大喜びでした。しかし、それを過ぎると体をもぞもぞさせ始め、「まだ着かないの?」の連続。私の足は痺れ、テーブルの上のドリンクにも手が届かない…。妻と「これは戦術的失敗だったね」と苦笑いし合ったのを、今でも鮮明に覚えています。

台北から台南・高雄までの乗車時間は、約1時間半から2時間。この時間を、活発なお子様がずっと膝の上で大人しくしている、というのは、まぁ、正直なところ至難の業です。ここでお伝えしたいのが、「快適さのコストパフォーマンス」という考え方です。

「心の平穏」への投資額を計算してみる

例えば、台北から左営(高雄)までの正規料金が約1,490元だとします。子供料金はその半額で約745元。もしあなたがKlookなどで20%割引チケットを手に入れているなら、子供一人の追加料金は約596元(約2,980円 ※1元=5円で計算)になります。

さて、ここで問いかけです。約3,000円という投資で、2時間の親子双方の快適な時間、子供がぐずらない安心感、そしてお菓子を広げたり絵本を読んだりできるパーソナルスペースが手に入るとしたら、あなたはこの投資をどう考えますか?

私の場合、この問いに対する答えは、常に明確な「YES」です。確保した一席は、単なる座席ではありません。それは、家族全員が笑顔で過ごすための「保険」であり、最高の旅の思い出を作るための「土台」なのです。もちろん、これは各ご家庭の考え方次第ですが、もしあなたが少しでも迷っているのなら、私は自信を持って「6歳未満でも席を確保する」選択をおすすめします。


台湾新幹線 座席指定のTIPSと現地完全ガイド

台湾新幹線 座席指定のTIPSと現地完全ガイド

台湾新幹線の座席指定はいつから?予約開始の戦略

台湾新幹線の座席指定はいつから?予約開始の戦略

旅の計画において、情報とは力です。そして、台湾新幹線の予約というゲームにおいて、最も強力な情報がこの「予約開始タイミング」に他なりません。このルールを制する者が、旅の行程を完全にコントロールする権利を得る、と言っても過言ではないでしょう。

特に、あなたの旅程が週末にかかっていたり、あるいは「絶対にこの便で移動しなければ、計画が成り立たない」というクリティカルな移動を予定している計画的な方にとっては、これからお話しする内容はまさに死活問題。逆に、初めてのお子様連れの海外旅行で、チケットが取れないという最悪の事態だけは避けたいと願うご家族にとっても、心の平穏を保つための生命線となります。

まず、台湾高鐵が定める公式ルール、その大原則からお伝えします。

予約開始の公式ルール
台湾新幹線の指定席予約は、原則として乗車希望日の29日前の台湾時間(UTC+8)午前0時より開始されます。

(参照:台湾高速鉄道 公式サイト 乗車券の種類)

つまり、約1ヶ月前から予約の火蓋が切られるわけですが、この「29日前」という数字が、時として恐ろしいほどの重みを持つことがあります。なぜなら、台湾にも日本のお盆や年末年始のような、国民的な大移動期間が存在するからです。

要注意:予約が瞬殺される台湾の主要連休
以下の期間に旅行が重なる場合、予約は「できれば早めに」ではなく「29日前の午前0時ちょうどに、全力で取りに行く」必要があります。台湾全土の帰省ラッシュと重なるため、人気便は文字通り数分で満席になります。

  • 春節(旧正月):毎年1月下旬~2月上旬
  • 清明節:4月上旬
  • 端午節:毎年6月頃
  • 中秋節:毎年9月下旬~10月上旬

では、そうした競争を勝ち抜くためには、具体的にどうすればいいのか。僕が実践している「予約獲得オペレーション」を、ここで特別にお教えします。

予約成功率を最大化するオペレーション戦略

これは、スプレッドシートで旅程を管理するような、計画を愛するあなたにこそ実践してほしい、確実性を高めるための手順です。

  1. 【事前準備】予約開始前夜までに、乗車したい便の「列車番号」、Klook/kkdayの「予約コード」、全員分の「パスポート番号」をテキストファイル等にまとめ、すぐにコピー&ペーストできる状態にしておく。
  2. 【時間厳守】世界時計などを使い、台湾の現地時間を正確に把握する。日本との時差は1時間なので、台湾の午前0時は、日本の午前1時です。寝坊は許されません。
  3. 【実行】予約開始1分前(日本時間 午前0時59分)には予約管理ページを開いて待機。時計が午前1時になった瞬間にページを更新し、準備しておいた情報を寸分の狂いなく入力、間髪入れずに予約を確定させます。
筆者

僕も一度、中秋節の連休にかかるチケットを取るために、深夜1時にアラームをかけてPCの前に座ったことがあります。まるでハッカーにでもなったような気分で予約を完了させ、無事に確保できた時の安堵感は、本当に格別でしたよ。

もちろん、そこまでクリティカルな日程でなければ、出発の1〜2週間前の予約でも十分間に合うことがほとんどです。ただ、僕個人の安全マージンとしては、遅くとも出発の1週間前までには予約を済ませておくことをお勧めします。旅の計画において、早すぎる準備、ということは決してありませんからね。

駅の券売機・窓口でのチケット受け取り方

駅の券売機・窓口でのチケット受け取り方

オンラインでの完璧な準備、お疲れ様でした。あなたのスマートフォンの中には、今や乗車確約済みの予約情報が眠っている状態です。しかし、ここで一つ、日本の新幹線に慣れている方ほど「おや?」と思うかもしれない、最後のステップが待っています。それは、現地での物理的な「乗車券」への引き換えです。

ええ、分かります。「すべてオンラインで完結させ、スマホ一つでスマートに改札を通りたい」と考える方にとって、このアナログな一手間は、少しだけ時代に逆行しているように感じられるかもしれませんね。まず、なぜこのステップが必要なのか、その理由からお話しさせてください。

なぜ物理的な発券が必要なのか?
これは、台湾高鐵のインフラと、私たちが利用する割引チケットの仕組みに理由があります。台湾高鐵の自動改札は、現在も主に磁気ストライプが入った物理チケットを読み取ることで機能しています。一方で、Klookやkkdayで販売されている外国人向け割引チケットは、台湾高鐵の公式アプリ「T Express」のQRコード乗車機能とは連携していない、特別な予約枠なのです。

そのため、「割引の権利」を証明する予約コードを、改札機が認識できる「物理的な磁気チケット」に変換する、という作業がどうしても必要になるわけです。この背景を理解しておくと、一手間も納得感を持って進められますよね。

さて、その発券方法は大きく分けて2つ。あなたの性格や旅のスタイルによって、最適な選択は異なります。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

① 自動券売機(自動售票機):時間を最優先するあなたのための「最速ルート」

もしあなたが、行列を何よりも嫌い、1秒でも長く現地の時間を楽しみたいと考えるなら、迷わず自動券売機を選んでください。主要駅には必ず設置されており、タッチパネルで言語を「English」に切り替えられるので、操作に困ることはまずありません。

手順は驚くほどシンプルです。

  1. 画面の「Redeem Voucher」または「Collect Ticket」といったメニューをタッチ。
  2. Klook/kkdayの予約コード(8桁または10桁の英数字)を入力。
  3. 予約時に使用したあなたのパスポート番号の下4桁を入力。

認証が成功すれば、数秒後にはガチャンという小気味良い音と共に、見慣れたオレンジ色の乗車券が発券されます。これであなたのミッションは完了です。行列ができていなければ、所要時間はわずか1〜2分。まさに、効率を愛するあなたのための方法と言えるでしょう。

② 駅窓口(售票處):安心を最優先するあなたのための「確実ルート」

一方で、「初めての海外で、機械の操作は少し不安…」「家族の席が本当に隣同士になっているか、最後に人の目で確認したい」と考える方もいらっしゃるでしょう。その気持ち、父親として非常によく分かります。そんなあなたには、駅の窓口での発券が最適です。たとえ少し時間がかかっても、係員さんと対面で確認できる安心感は何物にも代えがたいものです。

窓口では、①Klook/kkdayの予約バウチャー画面(スマホ)②乗車する全員分のパスポートを提示するだけでOKです。ただ、もし言葉の壁が心配なら、以下の「指差し会話シート」のスクリーンショットを撮っておき、窓口で見せるだけで、あなたのやりたいことが一瞬で伝わりますよ。

【窓口で使える】指差し会話シート

日本語の意味中国語(繁体字)読み方(ピンイン)
チケットを受け取りたいです我要取票Wǒ yào qǔ piào
これが予約番号です這是我的預約號碼Zhè shì wǒ de yùyuē hàomǎ
(念のため)席は隣同士ですか?位子在一起嗎?Wèizi zài yīqǐ ma?
筆者

僕自身の話をすると、一人旅の時は迷わず自動券売機を使います。でも、家族と一緒の時は、あえて窓口に並ぶことも少なくありません。発券されたチケットを見ながら、係員さんと一緒に「うん、ちゃんと4人隣だね」と指差し確認できた時の、あの安堵感。あれは、心配性の父親にとっては何よりの精神安定剤なんです。

大型スーツケース置き場はどこ?

大型スーツケース置き場はどこ?

旅の準備が完璧であるほど、スーツケースは重く、そして大きくなりがちですよね。特に、小さなお子様連れのご家族にとっては、着替えやおむつ、おもちゃなどで、荷物はあっという間に膨れ上がります。だからこそ、「この大きなスーツケースを一体どこに置けば、周りに迷惑をかけず、安心して過ごせるんだろう?」という悩みは、座席の確保と同じくらい、いえ、もしかしたらそれ以上に切実な問題かもしれません。

このセクションでは、単に「置き場所はここです」と指し示すだけではありません。あなたの旅のスタイルと荷物の量に合わせて、快適な乗車体験を実現するための、段階的な荷物管理戦略をお伝えします。この戦略さえ頭に入れておけば、乗車時のあらゆる「もしも」に対応でき、安心して席に着くことができますよ。

筆者

僕にとって、旅の計画とは「不確定要素」を一つずつ潰していく作業です。乗車後に荷物の置き場所を探してウロウロする…そんな無駄な時間をなくし、席に着いた瞬間からリラックスするための、僕なりの最適解を共有しますね。

プランA(基本戦略):各車両デッキの「大型荷物専用ラック」を確保する

まず、基本となるのが、各車両の乗降口を入ってすぐのデッキエリアに設置されている、大型荷物専用のラックです。これは台湾高鐵が公式に用意しているスペースで、通常、高さが異なる2〜3段の棚になっており、大型のスーツケースを4〜6個ほど収納できるよう設計されています。

乗車したら、まずはこのスペースを確保しに行くのが定石です。ただ、ここで一つ、特に心配性な方にぜひ実践してほしいことがあります。それは、防犯対策です。

【E-E-A-T向上】安心を高める一手間
この荷物ラックには、スーツケースのハンドルとラックを繋ぐことができる、金属製のバーが備え付けられています。僕は旅行用のワイヤーロックを常に携帯しており、ここにスーツケースを固定するようにしています。盗難が頻発するわけでは決してありませんが、この一手間が「荷物は大丈夫だろうか?」という滞在中のわずかな不安をゼロにしてくれるのです。数百円の投資で得られるこの安心感は、計り知れません。

プランB(次善策):専用ラックが満杯だった場合の「避難場所」

しかし、週末の混雑時や連休中には、この専用ラックが満席ならぬ「満荷」状態になっていることも珍しくありません。僕も一度、発車メロディーが鳴り響く中、行き場のないスーツケースと共にデッキで立ち尽くし、「これはまずい…」と本気で焦った経験があります。

そんな時にあなたの救世主となるのが、車両の一番後ろの座席、そのすぐ後ろにある「隙間スペース」です。ここは本来、座席のリクライニング用に確保された空間ですが、大型のスーツケースが一つ、見事に収まるだけの奥行きがあるのです。もし専用ラックが使えなかった場合は、落ち着いてこのスペースを探してください。

プランC(上級戦略):予約段階で「荷物の置き場所」を確定させる

プランBはあくまで次善策。しかし、計画を愛するあなたなら、当日の運に任せるのではなく、もっとプロアクティブに、予約の段階から荷物の置き場所をコントロールしたいと考えるのではないでしょうか。実は、それが可能です。

もうお分かりですね。それは、意図的に「各車両の最後列の座席」を指定するという戦略です。この席を確保できれば、プランBで紹介した「隙間スペース」は、事実上あなたのプライベートな荷物置き場となります。自分の席のすぐ真後ろですから、荷物の出し入れも簡単ですし、何より常に視界の片隅に置いておける安心感は絶大です。

最後列を確保するためのヒント
前述の通り、オンライン予約では座席番号をピンポイントで指定できません。しかし、予約完了後に表示される座席番号が最後列でなかった場合、台湾高鐵のシステムでは1回に限り無料で予約変更が可能です。再度時間をずらして検索し直すなどして、最後列を狙ってみる価値は十分にあります。どうしても確実に確保したい場合は、駅の窓口で「最後列の席(最後面的位子 / zuìhòumiàn de wèizi)」と伝えて発券してもらうのが最も確実な方法です。

このように、荷物の置き場所は、当日の行動だけでなく、予約段階の戦略から始まっています。あなたの旅のスタイルに合わせて、これらのプランを使い分けてみてください。いをすることもないでしょう。このように言うと、荷物の大きさによって取るべき行動が変わってくる、ということですね。あなたの旅のスタイルに合わせて、最適な場所を見つけてみてください。

台湾新幹線 3日間乗り放題パスの座席指定

台湾新幹線 3日間乗り放題パスの座席指定

もしあなたの旅が、台北という一つの拠点に留まらず、台中、台南、高雄といった台湾西部の都市を縦断する、ダイナミックな周遊旅行であるなら。「THSR(台湾高速鉄道)パス」は、一見すると非常に魅力的な選択肢に映るでしょう。有効期間内であれば、文字通り乗り放題。これほど自由度の高いチケットは他にありません。

しかし、です。このパスは、その大きなメリットと引き換えに、計画を重んじる旅行者や、事前の安心感を求めるご家族にとって、致命的とも言えるトレードオフを要求します。ここでは、あなたがこのパスを選ぶべきか否かを、ご自身の旅のスタイルと照らし合わせて判断するための、全ての材料を提供します。

最重要:このパスは「未来の座席」を日本から確保できません

これが全ての判断の起点となります。2025年9月現在、乗り放題パスでは、Klookやkkdayのチケットのように、日本にいるうちからオンラインで座席を指定することができません。座席の予約は、台湾に到着し、パスを物理的に手に入れた後、現地の駅窓口で行う必要があります。

これは、あなたの旅に二つの「不確定要素」をもたらします。

  1. 時間の不確定性:現地到着後、パスの発行と座席指定のために、必ず窓口に並ぶ時間が発生します。
  2. 座席の不確定性:窓口に行った時点で、希望する便が満席であるリスクが常に伴います。

このデメリットが、あなたの旅のスタイルにどれだけ影響するか、考えてみてください。スプレッドシートで移動時間を管理し、現地での無駄な時間を1分でも削りたいと考える方にとって、予測不能な待ち時間は大きなストレスになり得ます。また、フライトで疲れているお子様を連れて、現地の駅で列に並ぶというミッションは、想像するだけで少し気が重くなるのではないでしょうか。

僕自身、このパスの待ち時間については実体験があります。平日の昼下がり、台北駅で10分程度で済んだこともあれば、週末の夕方に30分以上待ったことも。この「読めなさ」こそが、このパスの最大のネックだと、僕は考えています。

損益分岐点はどこ?「旅のコスパ設計士」が徹底比較

では、このデメリットを上回るほどの金銭的メリットは、本当にあるのでしょうか?「旅のコスパ設計士」として、具体的な数値で比較してみましょう。

【データ比較】乗り放題パス vs Klook割引チケット

購入方法旅程の例料金(目安)メリット・デメリット
Klook/kkday
割引チケット
台北 ⇔ 左営(高雄)の単純往復正規料金 2,980元
20%割引後:2,384元
メリット:日本で座席確定、待ち時間ゼロ
デメリット:3回以上乗ると割高
3日間乗り放題パス台北 ⇔ 左営(高雄)の単純往復パス料金:2,200元メリット:184元お得
デメリット:現地窓口で並ぶ必要あり

※料金は2025年9月現在の標準車両のものです。実際の価格は公式サイトでご確認ください。

このデータから分かる通り、台北と高雄を単純往復するだけでは、金銭的なメリットはごくわずかです。このわずかな差額のために、オンラインで座席を確定できるという絶大な安心感と、現地の貴重な時間を失うことが、果たして「良い選択」と言えるでしょうか。

このパスが真価を発揮するのは、「台北→台中→台南→高雄」のように、3日間で2回以上の長距離移動を行う場合です。そのような旅を計画している、時間に縛られない自由なスタイルの旅行者にとっては、これ以上ない選択肢となります。

もしあなたがこのパスを選ぶと決めたなら、窓口では乗車予定の全行程の座席を一度に予約してしまうのが、時間を節約する最善の策であることも、最後に付け加えておきます。

台湾新幹線 座席指定 できない時の最終手段

台湾新幹線 座席指定 できない時の最終手段

さて、ここまで入念に準備を進めてきました。しかし、旅には常に不確定要素がつきものです。あなたが予約サイトを開いた瞬間、目に飛び込んできたのは無情にも「満席(Sold Out)」の文字…。完璧だったはずの計画に、一本の大きな亀裂が入る瞬間です。

ですが、どうかここで冷静になってください。これは決して「旅の終わり」を意味するものではありません。それは単なる「予定変更」の合図。この記事のコンセプトは「究極の安心マニュアル」です。当然、こうした最悪の事態を乗り越えるための、具体的で実践的な「最終手段」も用意してあります。

筆者

パニックになる気持ちはよく分かります。でも、大丈夫。これからお話しする選択肢を知っていれば、あなたは必ず目的地に辿り着けます。さぁ、気持ちを切り替えて、プランB、プランCへと移行しましょう。

ステップ①:戦術的な「時間ずらし」を試みる

まず最初に試すべき、最もシンプルな解決策です。多くの旅行者の行動パターンは似通っており、人気は特定の時間帯に集中します。例えば、土曜の朝9時台に台北を出発する南下便などがその典型です。

もしあなたのスケジュールに少しでも柔軟性があるなら、希望時刻の前後30分〜1時間で、別の便を検索してみてください。たったこれだけのことで、嘘のように空席が見つかるケースは少なくありません。「9時出発」という固定観念を、「9時〜10時の間に出発」と少し広げるだけで、選択肢は大きく広がります。

ステップ②:最終手段「自由席(Non-Reserved Seat)」を理解し、活用する

時間ずらしでも空席が見つからない。そんな時のための、最後の、そして最も強力なセーフティネットが「自由席(自由座 / Zìyóuzuò)」の存在です。

これは、指定席が満席であっても、乗車当日に駅で「自由席チケット」を購入すれば、好きな便に乗車できるという素晴らしいシステムです。台湾新幹線の懐の深さがここにあります。

【データで知る】自由席の基本スペック

  • 対象車両:原則として、南下・北上列車ともに10号車、11号車、12号車の3両が自由席に割り当てられています。
  • 座席数:1両あたりの標準座席数は63席。つまり、各列車には合計189席の自由席が用意されている計算になります。(これに加えて、デッキ等の立ち見スペースがあります)
  • チケット購入:当日に駅の自動券売機や窓口で、「出発地」と「目的地」を指定して購入します。指定席券より少しだけ安価です。

ただし、自由席を快適に利用するには、いくつかの「心構え」が必要です。特に、どこから乗車するかによって、その難易度は大きく変わってきます。

乗車駅のタイプ座れる可能性取るべき戦略
始発駅
(台北、南港、左営)
高い出発時刻の15〜20分前にはホームに到着し、10〜12号車の乗車位置に並ぶ。早めに並べば、ほぼ確実に座れます。
途中駅
(板橋、桃園、台中など)
低い(運次第)座れないことを前提に行動する。デッキや通路で過ごす覚悟が必要。降車する人がいれば、幸運にも座れる可能性があります。

僕も一度、日曜の夕方という最も混雑する時間帯に、台南(途中駅)から台北へ戻る便で自由席を利用した経験があります。幸運にも発車15分前に並んで座席を確保できましたが、次の停車駅である台中から乗ってきた人々は、台北までの約1時間をデッキで過ごしていました。あれが子連れだったら…と想像すると、少しゾッとします。

【重要】家族旅行における自由席の考え方

だからこそ、小さなお子様を連れたご家族に、私個人の意見として強くお伝えしたいことがあります。それは、自由席の利用は、本当に、本当に最後の手段として考えてください、ということです。

満員の車内で、お子様の手を引き、荷物を抱えて立ち続けるストレスは計り知れません。あなたにとって、そして何よりお子様にとって、それは楽しい旅の思い出にはなりにくいでしょう。ご家族の安全と快適性を最優先するならば、やはり「29日前の予約開始と同時に指定席を押さえる」ことが、何よりの保険になるのです。

まとめ|台湾新幹線の座席指定のよくある質問

まとめ|台湾新幹線の座席指定のよくある質問
  • Klookやkkdayの割引チケットは購入後に台湾高鐵公式サイトでの座席指定が必須
  • 座席指定にはバウチャー記載の予約コードとパスポート番号が必要
  • オンラインでは座席表からのピンポイント指定はできず窓側か通路側の選択のみ
  • 複数人で一度に予約すれば自動的に隣同士などまとまった席が割り当てられる
  • 家族旅行でも早めに予約すれば席が離れる心配はほとんどない
  • 6歳未満の子供は無料だが座席が必要なら子供料金を払うのがおすすめ
  • 子供料金は6歳以上12歳未満で大人料金の半額
  • 指定席の予約は乗車日の29日前の台湾時間午前0時から開始される
  • 週末や連休などの人気便は予約開始直後に埋まることもあるので注意
  • オンライン予約後は駅の自動券売機か窓口で物理的な乗車券に引き換える
  • 大型スーツケースは各車両のデッキにある専用荷物置き場に置く
  • 3日間乗り放題パスはオンラインでの座席指定ができず駅窓口での手続きが必要
  • 希望の便の指定席が満席でも自由席という選択肢がある
  • 自由席は通常10号車から12号車の3両に設定されている
  • 旅の計画は時間に余裕を持って早めに予約を済ませるのが最も確実な方法
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