知らないと損!台北101の入場料と待ち時間を賢く節約する技

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台北101の入場料とお得なチケット購入法|家族旅行や混雑回避のコツも徹底解説!

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台北旅行の計画を立てる時、多くの方がリストの筆頭に挙げるであろう、あの天を衝くようなタワー、台北101。

僕も初めて台北の街並みを見た時、その圧倒的な存在感に心を奪われた一人です。ただ、実際に展望台へ行こうと計画を始めると、次から次へと疑問が湧いてきませんか?

まず気になるのが、台北101の展望台 料金ですよね。調べてみると、台北101の展望台 料金は高い、なんて声もちらほら。子供料金学生料金学割はあるのか、割引で手に入る台北101のチケットはないものか…。当日券を買うべきか、それとも事前予約か。混雑状況や待ち時間も気になるところですし、支払いにクレジットカードは使えるのか、展望台の料金はクレジットカードで払えるのか、などなど。挙句の果てには、一部に無料エリアがあるなんて情報も。

僕も最初は情報の渦に飲み込まれそうになりました。だからこそ、この記事では、僕が実際に何度も足を運んで得た知識と、ちょっとした失敗談も交えながら、あなたの台北101訪問が最高の一日になるための、現実的で一番スマートな方法を、余すところなくお伝えしていこうと思います。

記事のポイント

  1. 2025年最新の正確な入場料金と、最もお得な購入方法が分かります
  2. 予約サイトを使ったチケット購入から当日の入場まで、具体的な流れが理解できます
  3. 混雑を避けるベストな時間帯や、展望台を120%楽しむためのコツが手に入ります
  4. 家族連れや学生さん、一人旅まで、あなたの状況に合わせた最適なプランが見つかります
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目次

【2025年】台北101の入場料は事前予約が最安値!

【2025年】台北101の入場料は事前予約が最安値!

さて、ここからが本題です。台北101のチケットを手に入れる方法は、大きく分けて3つあります。現地で買う「当日券」、そして事前にネットで手配する「公式サイト」と「オンライン予約サイト」。結論から言ってしまうと、僕が断然おすすめするのは「オンライン予約サイト」での事前購入です。なぜなら、時間もお金も、最も効率が良いから。ここでは、それぞれの方法を比較しながら、なぜ僕がそう断言するのかを詳しく解説していきますね。

公式サイトvs予約サイト 料金を徹底比較

公式サイトvs予約サイト 料金を徹底比較

さて、まず一番気になる料金の話から始めましょう。ここが一番、頭を悩ませるところですよね。「結局、いくらで、どこで買うのが一番賢い選択なの?」という問いに、ハッキリとした答えを出すために。百聞は一見に如かず、ということで、あなたの状況に合わせて判断できるよう、僕なりに情報を整理してみました。

まずは、友人との旅行や一人旅を想定した、大人1名あたりの料金比較です。日本円の目安も併記したので、コストパフォーマンスを直感的に掴んでみてください。

購入方法料金(NT$)日本円の目安メリットデメリット
当日券カウンターNT$600約2,900円・思い立った時に行ける
・現金の選択肢も
週末は長蛇の列
・定価で最も割高
・天候リスクに対応不可
台北101公式サイトNT$600約2,900円・公式という絶対的な安心感
・日時指定で並ばず入場
・割引はほぼ期待できない
・英語または中国語での入力
オンライン予約サイト
(KKday など)
NT$500~550約2,400円~15%以上の割引が常態化
・スマホのQRコードで入場
完全日本語で簡単予約
・日時が固定される場合がある
・サイト独自のキャンセル規定

※日本円の目安は、1NT$=4.8円(2025年9月時点のレート)で計算しています。為替レートは変動しますので、あくまで参考としてください。

そして、ここからが特にお子様連れの旅行を計画しているお父さん、お母さんに見ていただきたい部分です。大人2名、小学生1名(8歳)、未就学児1名(5歳・身長115cm未満と仮定)の家族4人で訪れた場合の料金シミュレーションを作成しました。

家族旅行(大人2名、小学生1名、5歳1名)の料金シミュレーション

購入方法計算式(NT$)合計料金(NT$)合計料金(円目安)
当日券カウンター大人600×2名 + 子供600×1名NT$1,800約8,640円
オンライン予約サイト大人500×2名 + 子供500×1名NT$1,500約7,200円

ポイント:5歳のお子様は身長115cm未満であれば無料のため、ここでは3名分の料金で計算しています。予約サイトでは、さらにお得なファミリーセットが販売されていることもあります。

筆者

どうでしょう。友人との旅行で幹事を任されているような、計画的なあなたなら、一人あたり約500円の差は無視できないはずです。二人なら1,000円。それで美味しいルーロー飯が何杯食べられるか…。そして、家族旅行となると、その差は歴然ですよね。僕も若い頃は一人旅だったので「数百円の差なら…」なんて思っていましたが、家族を持つと意識が変わります。この約1,500円の差額があれば、空港で少し良いお土産を買って帰ることもできる。まさに、こういう小さな積み重ねが、旅全体の満足度を左右するんだと、今では痛感しています。

もちろん、公式サイトの安心感は大きなメリットです。ただ、僕の経験上、KKdayといった大手予約サイトは、今や世界中の旅行者が利用する信頼性の高いプラットフォーム。台湾にルーツを持つこともあり、台北101のような主要観光地との連携は非常にスムーズです。少しでもお得に、そしてスマートに旅をしたいと考えるなら、答えはもう明確ではないでしょうか。

予約サイトでのチケット購入から入場までの流れ

予約サイトでのチケット購入から入場までの流れ

「予約サイトがお得で賢いのは分かった。でも、海外のサイトって手続きが面倒だったり、トラブルが起きたりしない…?」

えぇ、その気持ち、痛いほど分かります。特に友人との旅行で幹事を任されていたり、家族の安全を第一に考える立場だったりすると、少しの不安要素も取り除いておきたいですよね。僕も最初は、慣れないサイトでの予約に少しだけ身構えていたものです。

ですが、安心してください。実際の流れは、拍子抜けするほど簡単。ここでは、あなたの不安を自信に変えるため、具体的な手順と、僕が実践している「もしも」の備えまでを、詳しく解説していきますね。

予約から入場までの簡単4ステップ

  1. 予約サイトでチケットを検索・購入
    まずはKKdayのアプリかサイトを開き、「台北101」と検索します。希望の日時と人数を選び、クレジットカード情報を入力すれば購入完了。サイトは完全日本語対応なので、日本の通販サイトと同じ感覚で、5分もかからずに終えることができます。
  2. メールでバウチャー(QRコード)を受け取る
    購入後、即座に登録したメールアドレス宛に、QRコードが記載された予約確認書(バウチャー)が届きます。このメールがあなたのチケットそのものです。絶対に削除せず、すぐにアクセスできるようスターを付けておくのがおすすめです。
  3. 当日、5階の展望台入口へ
    台北101に到着したら、案内表示に従って5階の展望台入口(Observatory Entrance)を目指します。高級ブランドが並ぶショッピングモールの中にあり、少し歩きますが、迷うことはないでしょう。
  4. QRコードを提示して、専用レーンから入場
    当日券の行列を横目に、事前予約者用のレーンへ。入口のスタッフに、スマホに表示したQRコード画面を見せるだけです。紙への印刷は一切不要。機械が「ピッ」と軽快な音を立ててコードを読み取れば、そのまま高速エレベーターへ案内されます。

予約前に、これだけは知っておきたい注意点

ただ、ここで賢いあなたはこう思うはずです。「もし急に予定が変わったら?」「スマホの電波が悪かったら?」と。そのリスク管理こそが、旅の質を左右します。僕がいつも確認している、たった2つのポイントを共有しますね。

予約サイト利用時のリスク管理術

1. キャンセルポリシーを必ず確認する
これが最も重要です。KKdayの台北101チケットは、多くの場合「指定日の24時間前までならキャンセル無料」という非常に旅行者に優しいポリシーを採用しています。しかし、これは商品によって異なる可能性もゼロではありません。購入ボタンを押す前に、商品ページにある「キャンセルポリシー」の項目に必ず目を通す癖をつけましょう。これを確認しておくだけで、旅の計画変更にも柔軟に対応できます。

2. QRコードはスクリーンショットで保存しておく
当日の入場時、現地のWi-Fiが繋がりにくかったり、スマホの電波が悪かったりする可能性も考えて、予約確認メールで受け取ったQRコードは、必ず事前にスクリーンショットを撮っておきましょう。画像フォルダに保存しておけば、オフラインの状態でも確実に入場できます。この一手間が、当日の余計なストレスをなくしてくれます。

正直なところ、僕も最初の頃は「QRコードが読み取れなかったらどうしよう…」なんて、少しドキドキしながら改札に向かっていました。でも、今ではもう何十回と利用していますが、一度もトラブルになったことはありません。万が一読み取り機のエラーがあっても、スタッフの方に予約画面を見せればすぐに対応してくれます。彼らはプロですから、その点は安心してください。このスマートな入場方法を知ってしまうと、もう現金を持ってチケットカウンターに並んでいた頃には戻れませんね。

筆者

どうでしょう。この流れと準備さえ頭に入れておけば、もう何も心配することはありません。当日券の長い列を横目に、スマホ一つでスッと入場していく。この「時間を買った」という感覚、そして旅をスマートに進めているという自信。ぜひ、あなたも体験してみてください。

台北101 展望台 チケット 当日券の注意点

台北101 展望台 チケット 当日券の注意点

もちろん、「旅は行き当たりばったりが楽しいんだ」というスタイルも、僕は大好きです。その日の天気や気分で、ふらっと行き先を決める自由さ。それは、計画的な旅とはまた違った魅力がありますよね。ただ、こと台北101の当日券に関しては、僕の苦い経験から、いくつか覚悟しておいた方が良い点をお伝えさせてください。

あれは僕がまだ20代だった頃、若さと勢いだけで台北へ飛び立った時の話です。「台北のシンボル?行けば入れるでしょ」と、何の疑いもなく土曜日の昼下がりに現地へ向かいました。そこで僕を待っていたのは、5階のチケットカウンターから伸びる、建物の外まで続くかのような長蛇の列…。じりじりと照りつけるアスファルトからの熱気と、一向に進まない行列にうんざりした人々の顔。結局、チケットを手にするためだけに、貴重な旅の時間を1時間以上も無駄にしてしまいました。せっかくの高揚感も、炎天下で待つうちに汗と疲労で溶けてしまった、今でも思い出す苦い記憶です。

そして、今、自分が子連れの父親として、あの行列に並ぶことを想像すると、正直ぞっとします。大人の自分でさえあれだけ消耗したのですから、もし小さな子供たちが一緒だったら…。「まだー?」「お腹すいたー」「もう歩けないー」そんな声が聞こえてくるようです。待ち時間というものは、家族旅行において最大のリスクになり得ます。お子さんの機嫌ひとつで、その日一日の体験が天国にも地獄にも変わってしまうことを、世のお父さんお母さんなら痛いほどご存知のはずです。

当日券に潜む「3つのコスト」

  • 圧倒的な「時間」コスト:前述の通り、週末や連休、サンセットの時間帯には、チケット購入だけで60分~90分以上の待ち時間が発生することも珍しくありません。(各種旅行サイト口コミ調べ)これは、他の観光地を一つ巡れるほどの時間です。
  • 取り返しのつかない「体験」コスト:せっかく長時間並んで昇ったのに、頂上は厚い雲の中…これほど虚しいことはありません。事前予約であれば、直前の天気予報を見てから判断するという、賢明なリスク回避が可能です。
  • 最も割高な「金銭」コスト:言うまでもありませんが、当日券は一切割引のない正規料金です。同じ体験をするのに、最も高い金額を支払うことになります。
筆者

結局のところ、当日券を選ぶということは、時間、体験、お金という、旅における最も重要な3つの資源を、不確定な「ギャンブル」に投じるようなものだと僕は考えています。もちろん、旅の自由さは大切です。もしどうしても当日券を選ぶのであれば、行列が比較的少ない平日の午前中を狙うなど、リスクを最小限に抑える工夫を強くおすすめします。

料金は高い?値段以上の価値があるか本音で解説

料金は高い?値段以上の価値があるか本音で解説

さて、チケットの買い方が見えてきたところで、一度立ち止まって、最も本質的な問いと向き合ってみましょう。それは、「そもそも、台北101の入場料を払ってまで、昇る価値はあるのか?」という、コストパフォーマンスに関わるシビアな問題です。

正直に言って、正規料金の600元(約2,900円)という価格は、台湾の物価を考えれば決して安くはありません。夜市で美味しいB級グルメを心ゆくまで楽しめてしまう金額ですからね。この問いに対する僕の答えは、いつも同じです。「最高のコンディションであれば、値段以上の価値が絶対にあります。しかし、条件が悪ければ、その価値は半減してしまう」という、少しずるいけれど、これが最も誠実な答えだと考えています。

では、あなたにとって「価値がある」のかどうか。それを判断するために、僕がいつも頭の中で使っている簡易診断リストを共有します。

あなたにとっての「価値」を判断する4つの質問

  1. 今回が初めて、あるいは久しぶりの台北旅行ですか?
    もし答えが「Yes」なら、訪問価値は非常に高いです。台北の地理感を一瞬で掴むことができ、その後の街歩きが何倍も楽しくなります。「あ、今いるのは、あのタワーの南側だな」と分かる感覚は、旅の解像度を大きく上げてくれます。
  2. 訪問予定日の天気予報は「晴れ」ですか?
    これが最も重要な判断基準です。もし予報が雨や曇りなら、見えるのは真っ白な世界だけ。これでは正直、価値を感じるのは難しいでしょう。事前予約の強みは、この天気リスクを回避できる点にあります。
  3. 高所から街並みを眺めるのが好きですか?
    「ミニチュアのような車や人々を見下ろすのが好き」「キラキラ光る夜景に心惹かれる」という方なら、間違いなく楽しめます。特に、友人との旅行で「映える」写真を撮りたいと考えているなら、ここ以上の撮影スポットは他にありません。
  4. 旅のハイライトになる「特別な体験」を求めていますか?
    美味しい食事や買い物も素晴らしいですが、「あの景色は忘れられないね」と後々まで語り合えるような、象徴的な思い出を一つ作りたい。そう考えるなら、この投資は決して高くはないはずです。

こんな時は、見送る勇気も必要です

逆に、以下のような状況であれば、今回は潔く見送るという判断も、賢明な旅の戦略だと僕は思います。

  • 天候が悪い、または視界不良(PM2.5など)が予測される場合:繰り返しますが、これが最大の理由です。視界が確保できなければ、入場料の価値はほぼゼロに等しいと考えてください。
  • 他に絶対やりたいことがあり、予算や時間が厳しい場合:旅の資源は有限です。「展望台よりも、あのレストランで豪華なディナーがしたい」という明確な優先順位があるなら、そちらを優先すべきです。
  • 高い場所が極端に苦手な場合:言うまでもありませんが、無理は禁物です。下のショッピングモールだけでも十分に楽しめます。
筆者

結局のところ、台北101に昇るということは、単に景色を見る行為以上の意味があるように感じます。それは、自分が今いる街の姿を、神様の視点で一度客観的に眺めてみる、という体験なんです。特に、街がオレンジ色に染まる夕暮れから、無数の光点がまたたき始める夜景へと移り変わる瞬間の美しさは、ただ「綺麗」という言葉では表現しきれません。もし診断リストの答えが「Yes」寄りであったなら、ぜひその特別な時間を体験してみてほしい。きっとあなたの台北旅行を、忘れられないものにしてくれるはずですから。

ここが凄い!展望台の必見ポイント3選

ここが凄い!展望台の必見ポイント3選

前のセクションで、僕は「最高のコンディションであれば、値段以上の価値が絶対にある」とお伝えしました。では、その「価値」とは一体何なのか。それは単に「高いところから街を見下ろせる」という事実だけではありません。

僕が思うに、台北101の本当の価値は、五感で感じる一連の体験のデザインにあります。ここでは、僕が初めて訪れた時に度肝を抜かれ、今でも訪れるたびに感動する「必見の体験」を3つに絞って、その理由と共にご紹介します。これが、あなたが約3,000円を払ってでも得る価値の、具体的な証明です。

ポイント1:異次元への扉。時速60kmの超高速エレベーター

展望台への旅は、5階のエレベーターホールから始まります。ドアが静かに閉まり、照明が落ちて天井に満点の星空が映し出された瞬間、体がふわりと持ち上がる感覚。しかし、それは序章に過ぎません。驚くべきはそのスピード。分速1,010m、時速に換算すると60.6kmという、もはや異次元の速さで、ぐんぐんと上昇していきます。

エレベーター内の階数表示が、テレビゲームのスコアのように猛烈な勢いで増えていくのを見ていると、自分が今、とんでもない技術の塊に乗っているのだと実感させられます。わずか37秒後。ドアが開いた先に広がる景色とのギャップに、きっと誰もが息をのむはず。この上昇体験そのものが、まず一つ目のアトラクション。お子さんにとっては、忘れられないスリリングな体験になることでしょう。

ポイント2:街の呼吸を感じる、382mの天空散歩

89階の屋内展望台に立てば、そこは360度をガラスに囲まれた天空の回廊。僕がいつもやるのは、まず一周ゆっくりと歩きながら、台北という街の「顔」を方角ごとに確かめることです。

方角で変わる台北の表情

  • 【北側】レトロな赤レンガが特徴の総統府や、飛行機が離着陸する松山空港。都市の歴史と躍動を感じられます。
  • 【西側】夕日の名所である淡水河。太陽が川面に光の道を作りながら沈んでいく様子は、まさに絶景です。
  • 【南側】緑豊かな象山。後で紹介する「絶景はしごコース」で登る山を、今度は上から見下ろすのも一興です。
  • 【東側】信義地区の近代的なビル群。台湾の経済的なパワーを象徴する景色が広がります。

そして、もし天候が許すなら、必ず91階の屋外展望台へ出てください。ガラス一枚を隔てない、遮るもののない本物の台北の風を肌で感じながら見る景色は、写真や記憶に何倍も深く刻まれます。友人や大切な人と「風、すごいね!」なんて笑いながら撮る一枚は、きっと最高の思い出になりますよ。

ポイント3:巨大な建物を支える、黄金の心臓「ウィンドダンパー」

正直に告白します。僕が初めてこれを見た時、「なんだかよく分からないけど、巨大な金色の球体があるな」くらいの認識でした。しかし、その正体と役割を知った時、鳥肌が立ったのを今でも覚えています。

この巨大な球体こそ、台北101の心臓部、「ウィンドダンパー」。直径5.5m、総重量660トン(ジャンボジェット機約1.5機分)、総工費400万米ドル(約6億円)をかけて作られた、世界最大級の制振装置です。台風や地震が頻発する台湾で、この超高層ビルの揺れを吸収し、人々の安全を守っている守護神のような存在。それが、展望台から間近に見られるのです。

筆者

特に、小さなお子さん連れの家族旅行では、このウィンドダンパーが救世主になることがあります。展望台からの景色に少し飽きてしまったお子さんも、この巨大でメカニカルな黄金の球体には興味津々。「あれがビルを守ってるんだよ」と教えてあげれば、彼らの目もきっと輝くはず。「ダンパーベイビー」という可愛いマスコットもいるので、家族で記念撮影をするのにもぴったりですよ。

これは単なる建築物の一部ではありません。台湾の技術力の結晶であり、防災意識の象徴。そう思うと、この黄金の球体が、まるで巨大な生き物の心臓のように、力強く脈打っているように見えてきませんか?

台北101の入場料と当日を完璧に楽しむ攻略法

台北101の入場料と当日を完璧に楽しむ攻略法

さて、チケットも手に入れ、見どころも把握したところで、ここからは当日をさらに満喫するための、より実践的な情報をお届けします。家族連れの方、学生さん、そしてもっとディープに楽しみたい方へ。それぞれの状況に合わせた攻略法を、僕の経験から伝授しますね。

必見!台北101の子供料金と家族向け情報

必見!台北101の子供料金と家族向け情報

小さいお子さんを連れての海外旅行は、計画段階で確認したいことが山積みですよね。「子供料金はいくらだろう?」「ベビーカーでも大丈夫かな?」「もし待ち時間でぐずってしまったら…」そのお気持ち、僕も父親として痛いほど分かります。

家族旅行の成否は、いかに子供たちのストレスを減らし、笑顔を引き出せるかにかかっていると言っても過言ではありません。だからこそ、ここではあなたの家族が台北101を最高に楽しむために必要な情報を、僕の実体験に基づいて、徹底的に、そして具体的に解説していきます。

料金の不安を解消!家族4人の総額シミュレーション

まず、旅行全体の予算を組む上で最も重要な、料金の問題からクリアにしましょう。

台北101の公式サイトによると、子供料金に関する規定は「身長115cm未満のお子様は、大人1名の同伴につき1名まで無料で入場可能」となっています。(参照:台北101公式サイト)

この公式ルールを基に、あなたの家族構成(大人2名、8歳の小学生1名、5歳の未就学児1名)を想定して、具体的な料金を計算してみました。

【モデルケース】家族4名(大人2、8歳、5歳)の料金シミュレーション

ここでは、5歳のお子様は身長115cm未満(=無料)、8歳のお子様は115cm以上(=有料)と仮定します。チケットは、この記事で推奨しているオンライン予約サイトの割引料金(1名NT$500)で計算します。

  • 大人: NT$500 × 2名 = NT$1,000
  • 子供(8歳): NT$500 × 1名 = NT$500
  • 子供(5歳): 無料 × 1名 = NT$0

合計: 3名分で NT$1,500(約7,200円)

どうでしょう。まずこの具体的な数字が分かるだけで、ぐっと計画が立てやすくなりますよね。当日券(1名NT$600)で購入するよりも、家族全体でNT$300(約1,440円)もお得になる計算です。

当日の移動は?バリアフリーと施設の完全チェック

次に、当日の物理的な不安を解消しましょう。結論から言うと、台北101は非常にバリアフリーが行き届いた施設です。

  • ベビーカーでの入場:全く問題ありません。MRTの駅から展望台入口まで、ほぼ段差なくスムーズに移動できますし、エレベーターも広々としています。
  • トイレ・授乳室:89階の展望台フロアには、おむつ交換台を備えた清潔なトイレが完備されています。授乳室も用意されているので、赤ちゃん連れでも安心です。

僕からのささやかなアドバイス

僕のおすすめは、展望台に上がる前に、5階のチケットカウンター近くにあるトイレで一度用を足しておくことです。展望台のトイレは時間帯によっては混み合うことがあります。特に子供は急に「トイレ!」と言い出しますからね。この一手間が、親の心の余裕に繋がります。

子供を飽きさせない!展望台の楽しみ方3つの仕掛け

「でも、ただ景色を見るだけで子供が楽しめるかな…」という最後の不安。ご安心ください。台北101には、子供の知的好奇心をくすぐる楽しい「仕掛け」が待っています。

  1. 仕掛け①「宇宙船へのカウントダウン」:展望台へ向かう超高速エレベーターは、子供たちにとってはまるで宇宙船。天井に映る星空を見上げ、猛スピードで変わる階数表示を指差しながら、「3、2、1、発射!」なんて声をかけてあげれば、ただの移動時間も最高のアトラクションに変わります。
  2. 仕掛け②「巨大な金色のボールを探せ!」:展望台に着いたら、「ビルの中に隠された、巨大な金のボールを探そう!」とミッションを与えてみてください。それが、前のセクションで紹介したウィンドダンパーです。その巨大さと役割を知れば、きっとお子さんも「すごい!」と目を輝かせるはず。可愛いマスコット「ダンパーベイビー」と一緒に写真を撮るのも忘れずに。
  3. 仕掛け③「世界で一番高い場所からの手紙」:展望台フロアには郵便ポストがあります。ここでポストカードを書いて投函すれば、特別な消印が押されて日本の自宅に届きます。「おじいちゃん、おばあちゃんに手紙を書こうか」と誘ってあげれば、旅の良い記念になりますし、静かに座って集中する時間を作ることもできます。
筆者

僕も父親として、旅の計画はいつも「子供たちが心から楽しめるか?」という視点で考えます。台北101は、ただ高いビルというだけではありません。しっかり準備をして、親が少しだけ見せ方を工夫してあげることで、子供たちの知的好奇心を刺激し、家族全員で学び、感動できる、非常に優れた教育的な施設でもあると、僕は感じています。あなたの家族にとって、最高の思い出が作れる場所だと、自信を持っておすすめできますよ。

台北101の学生料金と学割の適用条件

台北101の学生料金と学割の適用条件

「学生のうちに、少しでもお得に旅をしたい!」

その気持ち、僕も学生時代は常に考えていたので、痛いほど分かります。限られた予算の中で、いかに多くの体験をするか。それは、旅の計画における永遠のテーマですよね。当然、台北101のような主要な観光スポットで学割が使えないか、気になることでしょう。

ここでは、その疑問にハッキリとお答えします。結論から言うと、残念ながら、日本の大学や専門学校の学生証を提示しても、学割料金は適用されません。

「え、どうして?」と思うかもしれませんね。これは決して意地悪をしているわけではなく、台北101の学割制度が、原則として台湾の教育部(日本の文部科学省に相当)が認定する学校の学生を対象としているためです。そのため、海外からの旅行者である私たちの学生証は、この制度の対象外となってしまうのです。

学生旅行の最適解は「オンライン予約サイト」一択

しかし、ここでがっかりする必要は全くありません。なぜなら、前述の通り、学割よりもお得で、誰でも利用できる確実な方法があるからです。それが、KKdayといったオンライン予約サイトの活用です。

これらのサイトでは、学生であるかどうかに関わらず、定価の15%〜20%割引の価格でチケットが販売されています。これは、仮に学割があったとしても、それに匹敵するか、それ以上にお得な価格設定です。

筆者

考えてみてください。現地で「この学生証は使えません」と言われてガッカリするリスクや、言葉の壁を感じながら交渉するかもしれない手間。それらを考えれば、出発前に、日本語で、確実に割引価格のチケットを確保しておく方が、時間的にも精神的にも、はるかに賢い選択だとは思いませんか?僕があなたの立場なら、迷わずオンライン予約サイトを選びますね。

失敗しないための混雑状況と待ち時間対策

失敗しないための混雑状況と待ち時間対策

旅の計画を立てる上で、僕が最も重視することの一つが「時間」の最適化です。せっかくの絶景も、人でごった返していては魅力も半減しますし、何より行列に並ぶ時間は、旅において最も無駄な時間だとさえ感じます。

ここでは、あなたの貴重な時間を守り、台北101での体験の質を最大化するための、僕が実践している2つの戦略をお伝えします。一つは無料でできる「時間帯」の工夫、もう一つはコストをかけてでも時間を買う「最終手段」です。

戦略1:賢く「時間帯」をずらす王道パターン

まず基本となるのが、混雑のピークを避けて訪問する、という考え方です。僕の経験上、台北101が最も混雑するのは、やはり週末や台湾の祝日の午後から夜にかけて。特に、夕日が見られる17時~19時頃は、チケットを持っていてもエレベーターに乗るまでに長い列ができることがあります。

比較的空いている、おすすめの訪問時間帯

  • 平日の午前中(特に11時まで):観光客が本格的に動き出す前のこの時間帯は、最も快適に過ごせるゴールデンタイムです。ゆっくりと景色を楽しみたい方には、ここがベストチョイスでしょう。
  • 営業開始直後(10時):一番乗りを目指せば、ほぼ貸し切りのような状態で、静寂の中で台北の朝の景色を独り占めできることもあります。
  • 夜景狙いなら20時以降:多くの人がディナーに移動するこの時間帯になると、サンセットのピーク時に比べて混雑が少し緩和される傾向にあります。

もし、どうしてもサンセットの時間帯の、あのドラマチックな景色が見たいのであれば、最低でも16時半には5階の入口に到着しておくのが吉です。展望台で少し待つことになったとしても、行列に並ぶより、刻一刻と変わる空の色を眺めながら待つ方が、何倍も有意義な時間になりますから。

戦略2:時間をお金で買う「ファストパス」という選択肢

「旅の時間は限られている」「小さな子供がいて、長時間の行列は絶対に避けたい」

そんな、効率と快適性を最優先するあなたのために、台北101には「ファストパス(快速通行券)」という、いわば最終手段が用意されています。これは、家族のストレスを何よりも減らしたいお父さんにとっては、まさに救世主となり得る選択肢です。

台北101 ファストパス(快速通行券)とは?

  • 内容:チケット購入やエレベーターの行列をすべてスキップし、専用レーン・専用エレベーターで待たずに展望台へアクセスできる最上級のチケットです。
  • 料金:料金は変動しますが、通常チケットの倍額であるNT$1,200(約5,760円)が目安となります。決して安くはありません。
  • 購入方法:台北101公式サイトや、KKdayなどのオンライン予約サイトで事前購入が可能です。「Taipei 101 Observatory Ticket – Fast Track」といった名称で販売されています。

通常チケットの倍の価格。冷静に考えると、かなり高価です。友人との旅行で、時間に余裕があるなら、僕は「時間帯をずらす」戦略をおすすめします。

筆者

ただ、もし僕が、限られた滞在日数の中で家族を連れて行くとしたら…。そして、子供たちがぐずるリスクを少しでも減らせるのなら…。迷わずこのファストパスを検討するでしょうね。これは単なる時短ツールではありません。家族の笑顔と、旅の貴重な思い出を、お金で買うための「保険」のようなもの。そう考えると、この投資の価値も、また違って見えてきませんか?あなたの旅の優先順位に合わせて、最適な戦略を選んでみてください。

景色だけじゃない!ライター推薦の楽しみ方

景色だけじゃない!ライター推薦の楽しみ方

展望台からの息をのむような景色、もちろんそれが台北101の最大の魅力であることは間違いありません。でも、せっかく世界有数のタワーに昇るのですから、ただ景色を眺めて「綺麗だったね」で終わらせてしまうのは、あまりにももったいない。僕も何度も訪れる中で、そう感じるようになりました。

大切なのは、「誰と、どんな目的で、どんな思い出を作りたいか」を少しだけ意識すること。それだけで、見える景色や体験の価値が、ぐっと深まるんです。ここでは、単なるTIPSの紹介ではなく、あなたの旅のスタイルに合わせた、僕なりの楽しみ方をいくつか提案させてください。

【友人・カップル編】最高の「映える」一枚と、心に残る時間を

友人との旅行や、大切な人とのデートで訪れるなら、やっぱり素敵な写真を撮って思い出に残したいですよね。計画を立てて、みんなをリードする立場なら、なおさら「ここ、すごく良いね!」と言ってもらいたいもの。そんなあなたのための、ちょっとしたコツを伝授します。

思い出を最高の一枚にするための撮影のコツ

  • ゴールデンタイムを狙う:おすすめは、夕日が沈む直前から夜景に切り替わるまでの30分間、「マジックアワー」と呼ばれる時間帯です。空がオレンジから深い青へとグラデーションを描き、街の灯りが宝石のように輝き始める瞬間は、まさに幻想的。この時間を狙うだけで、どんな写真もドラマチックになりますよ。
  • 91階屋外展望台の隅を確保:多くの人が89階の屋内展望台に留まりがちですが、天気が良ければ絶対に91階へ。特にフェンス際の隅のスペースは、背景に余計なものが映り込みにくく、空と街並みを独り占めしているかのような写真を撮ることができます。風を感じながら撮る一枚は、きっと特別なものになるはずです。
  • あえて「逆光」を活かす:昼間の明るい時間帯なら、窓を背にして人物が影になる「シルエット写真」に挑戦するのも面白い。表情が見えない分、二人のポーズや関係性が際立ち、アーティスティックでおしゃれな雰囲気に仕上がります。

僕が妻と二人で訪れた時は、このマジックアワーを狙って少し早めに入場し、景色の変化をゆっくり楽しみました。刻一刻と変わる空の色を背景に撮った写真は、今でも我が家のお気に入りの一枚です。計画段階で少し時間を意識するだけで、旅の満足度は大きく変わってくるものですね。

【家族編】子供の「探求心」をくすぐる体験型アクティビティ

小さなお子さんと一緒の場合、「景色を見るだけじゃ、すぐに飽きちゃうだろうな…」というのは、親として当然の心配だと思います。でも、ご安心ください。台北101には、子供たちの探求心をくすぐる、楽しい仕掛けが用意されています。

一つは、世界で最も高い場所にある郵便ポストから手紙を出す体験。展望台フロアで売っているポストカードに、旅の思い出や絵を描いて、専用のポストへ投函します。「この手紙、お家に届くのいつかな?」なんて話しながら待つ時間は、子供にとって忘れられない思い出になるでしょう。「1年後の未来の自分たちへ」なんてテーマで、家族みんなで手紙を書くのも素敵ですね。

もう一つは、オリジナルの記念メダル作り。いくつかのデザインから好きなものを選び、ガチャガチャと機械を操作して自分だけのメダルを作る。この「自分で作る」というプロセスが、子供にとってはたまらない魅力。出来上がったメダルは、きっと旅一番の宝物になるはずです。

【応用編】台北101をハブにした半日モデルプラン

もし時間に少し余裕があるなら、台北101の訪問を「点」ではなく「線」で楽しむ、具体的なプランはいかがでしょうか。計画的なあなたのために、僕が実際に友人や家族と歩いた、時間配分まで含めたモデルプランを2つ提案します。

プランA:新旧台北を満喫する「レトロ散歩コース」(所要時間:約3時間)

写真やカフェが好きな友人同士の旅行に、特におすすめのコースです。

  • 14:00 台北101展望台に入場。まずは昼間の明るい景色を楽しみます。
  • 15:30 展望台を出発。地上に降りたら、徒歩で「四四南村」へ向かいます。(徒歩約10分)
  • 15:40 「四四南村」に到着。古い軍人村をリノベーションしたレトロな空間で、台北101を背景にユニークな写真を撮影。
  • 16:15 併設のおしゃれなカフェ「好丘(Good Cho’s)」で、名物のベーグルとドリンクで一休み。旅の計画を語り合います。
  • 17:00 解散。次の目的地へ。

プランB:台北の絶景を制覇する「アクティブコース」(所要時間:約4時間~)

体力に自信がある方や、最高の夜景を追い求めるカメラ好きなら、この挑戦は最高の思い出になるはずです。(※小さなお子様連れには少しハードなコースです)

  • 15:00 台北101展望台に入場。まずは「内側から」台北の昼間の景色を目に焼き付けます。
  • 16:30 台北101を出発し、MRTで一駅隣の「象山」駅へ。(移動約15分)
  • 16:45 象山の登山口に到着。ここから展望台まで、階段をゆっくり登ります。(登山約20~30分)
  • 17:15 象山の展望台に到着。徐々に日が傾き、台北101と街が夕日に染まっていく様子を待ちます。
  • 18:00~ 街の明かりが灯り始め、息をのむような夜景が完成。心ゆくまで絶景を堪能したら、気をつけて下山します。
筆者

どうでしょう。このように、台北101を旅のハブ(中心)として考えると、その前後の時間の過ごし方まで、ぐっと豊かになる感じがしませんか?もちろん、これはあくまで僕からの提案です。このプランを参考に、ぜひあなただけの、最高の台北での一日をデザインしてみてください。

意外と知らない?台北101の無料エリア活用術

意外と知らない?台北101の無料エリア活用術

「台北101=展望台」だと思っていませんか?実は、それはこの巨大な建物のほんの一面に過ぎません。もしあなたが「入場料は予算オーバーかな…」と感じていたり、あるいは「悪天候で展望台は諦めたけど、せっかく来たからには立ち寄りたい」と思っていたりするなら、ぜひ知っておいてほしいことがあります。

台北101は、展望台という「縦の体験」だけでなく、誰でも無料で楽しめる「横の体験」も提供してくれる、巨大な複合施設なんです。その中心となるのが、建物の低層階を占めるショッピングモール「台北101購物中心 (Taipei 101 Mall)」です。

展望台の前に、まずは「街」を歩く

まず理解しておきたいのは、展望台への入口(チケットカウンター)は、このショッピングモールの5階にあるということ。つまり、展望台へ行く人は、誰もがこの無料エリアを通ることになります。これを利用しない手はありません。

僕のおすすめの過ごし方

予約時間の一時間ほど前に到着し、まずはこの無料エリアを散策するプランです。特に食事時なら、先に地下のフードコートで腹ごしらえを済ませてしまうのが賢い選択。お腹が満たされていれば、小さなお子さんがぐずる心配も減りますし、展望台からの景色も心ゆくまで楽しめますからね。

具体的に、どんな場所があるのか。僕が特におすすめするフロアをいくつかご紹介します。

  • B1F:食のワンダーランド
    ここには、世界中からその味を求めて人々が訪れる小籠包の名店「鼎泰豊(ディンタイフォン)」の本店があります。少しリッチな食事を楽しみたいなら、ここがおすすめです。もっと気軽に、という方なら、台湾のローカルフードから世界各国の料理まで揃う広大なフードコートへ。家族それぞれが好きなものを選べるので、ファミリーには特に重宝します。
  • 4F:知的好奇心を満たす空間
    吹き抜けが心地よいこのフロアには、巨大で非常におしゃれな書店「PAGE ONE」が入っています。建築やデザインに関する美しい写真集を眺めたり、台湾の雑貨コーナーを物色したり。友人との待ち合わせや、少し落ち着いた時間を過ごしたい時にぴったりの場所です。

【注意】幻の穴場、35階スターバックスについて

ちなみに、以前は「無料で高層階からの景色を楽しめる穴場」として、35階にあったスターバックスが有名でした。しかし、この情報はもう古くなっています。現在、この店舗は完全予約制の上、最低利用料金が設定されており、誰でも気軽に入れる場所ではなくなりました。無理にここを目指すよりも、地上階のモールを散策する方が、確実で有意義な時間を過ごせると僕は思います。

筆者

展望台のチケットを買う人も、買わない人も。この無料エリアは、台北101という体験を何倍にも豊かにしてくれる、いわば「最高のオープニングアクト」のような存在です。単なる通過点として通り過ぎてしまうのは、本当にもったいない。ぜひ、この巨大な縦の街を、足元からじっくりと味わってみてください。

もう迷わない!MRT駅からのアクセス完全ガイド

もう迷わない!MRT駅からのアクセス完全ガイド

どれだけ完璧な計画を立てても、最後の最後、現地での移動で迷ってしまっては台無しです。ですが、安心してください。台北101は、台北の数ある観光スポットの中でも、最もアクセスが簡単で、旅行者に優しい場所の一つだと僕は断言できます。

ここでは、あなたが駅の改札を抜けてから、展望台の入口に立つまで、一切迷うことのない「黄金ルート」を、具体的なステップと共にご紹介します。

MRTを使った、最も確実な「黄金ルート」

  1. 乗るべきは、MRT「淡水信義線(レッドライン)」
    台北の主要駅である「台北駅」や、若者に人気の「中山駅」などから乗り換えなしの一本でアクセスできます。路線図では赤いラインが目印です。
  2. 降りる駅は、迷わず「台北101/世貿駅」
    駅名に目的地が入っているので、まず間違うことはありません。英語表記は「Taipei 101 / World Trade Center」です。
  3. 目指す出口は、ただ一つ「4番出口」
    これが最も重要なポイントです。改札を出たら、頭上の案内板で「Exit 4」の表示を探してください。この出口が、台北101のショッピングモールに直結しています。

そして、ここからがこのルートが「黄金」である理由です。

4番出口の案内に従って進むと、あなたは一度も地上に出ることなく、そのまま台北101モールの地下1階に入ることができます。

この「駅直結」がもたらす、絶大なメリット

特に、小さなお子様連れの家族旅行を計画しているお父さん、お母さんにとって、これは非常に重要なポイントです。

  • 天候に左右されない:突然のスコールが多い台北の夏でも、灼けつくような日差しが厳しい日でも、屋内の快適な空間を通って目的地までたどり着けます。
  • 完全バリアフリー:駅の改札から展望台入口まで、通路は広く、エレベーターやエスカレーターも完備されています。ベビーカーや車椅子でも、全くストレスなく移動できることを僕が保証します。

モールに入ってしまえば、あとは簡単。「觀景台 (Observatory)」という案内表示に従って、エスカレーターで5階まで上がるだけ。あっという間に、展望台のチケットカウンターに到着です。

筆者

僕も台北の暑い夏や、突然の雨には何度も泣かされてきましたが、このアクセスの良さにはいつも本当に助けられています。初めての台北で地理に不安がある方も、ベビーカーを押しての移動に気を遣う方も、台北101へのアクセスに関しては、どうぞ何も心配しないでください。ここは、誰にとっても優しい場所ですから。

まとめ:台北101の入場料と賢い予約術

まとめ:台北101の入場料と賢い予約術
  • 台北101のチケット購入はオンライン予約サイトが最もお得
  • KKdayを使えば定価より安く購入可能
  • 予約はスマホで完結しQRコードでスマートに入場できる
  • 当日券は長蛇の列を覚悟する必要がある
  • 入場料は約600元と安くはないが晴れた日の景色は格別
  • 価値があるかは天候と個人の価値観によって変わる
  • 世界最速級のエレベーターは体験する価値あり
  • 360度のパノラマ絶景は旅のハイライトになる
  • 巨大なウィンドダンパーは技術の結晶で必見
  • 身長115cm未満の子供は無料で入場できる場合がある
  • 日本の学生証での学割は基本的に適用されない
  • 混雑を避けるなら平日の午前中がベスト
  • 展望台のポストから手紙を出すと特別な思い出になる
  • 低層階のショッピングモールは無料で楽しめる
  • アクセスはMRT淡水信義線の「台北101/世貿」駅が直結で便利
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