台湾旅行3泊4日の費用ガイド!予算を抑えて格安旅行を実現

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ふと、異国の空気を感じたくなるときってありませんか?僕にとって、そんなときに思い浮かぶ場所の一つが台湾なんです。日本からすぐ行ける距離なのに、街に降り立った瞬間に感じる、あの熱気と独特の香り。何度訪れても、心が躍るような感覚にさせてくれます。

ただ、特に初めての海外旅行だったり、久しぶりの旅行だったりすると、まず頭をよぎるのは「いったい、いくら必要なんだろう?」という、お金の心配ですよね。僕も若い頃は、けっこう切り詰めて旅行の計画を立てたものです。ガイドブックやネットで情報を集めても、書かれている金額はバラバラ。結局、どれを信じたらいいのか分からなくなって、計画がなかなか進まない…なんてこともありました。

だからこそ、この記事では僕自身の何度も台湾へ足を運んだ経験を基に、あなたが台湾旅行の計画を具体的に一歩進めるための、現実的で正直な「お金の話」をしようと思います。単なる情報の羅列ではなく、あなたの旅のスタイルに合わせた具体的な予算プランから、賢い節約術まで、僕なりの視点で詳しく解説していきます。この記事を読み終える頃には、漠然としていた台湾旅行が、きっとリアルな計画に変わっているはずですよ。

記事のポイント

  1. 台湾旅行3泊4日のリアルな総費用がわかる
  2. 3つの異なる旅行スタイル別予算モデルを比較できる
  3. 航空券から現地費用まで、すぐに使える節約術が学べる
  4. あなただけの最適な旅行プランを具体的に設計できる
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目次

台湾旅行3泊4日の費用ガイド決定版!3つの予算別攻略プラン

台湾旅行3泊4日の費用ガイド決定版!3つの予算別攻略プラン

【結論】台湾旅行3泊4日の費用は総額5万円から!

【結論】台湾旅行3泊4日の費用は総額5万円から!

さて、いきなり核心からお話ししますね。あなたが今一番知りたいであろう「で、結局いくらなの?」という問いへの答え。台湾への3泊4日の旅行は、やり方次第で総額5万円台から十分に実現可能です。そして、多くの方が「これなら満足!」と感じられる、少し快適な旅の現実的な予算は7万円~8万円といったところでしょう。

「え、本当に5万円台なんて可能なの?」と思うかもしれません。ええ、可能です。何を隠そう、僕自身が20代の頃に初めて台湾の地を踏んだ時が、まさにそんな旅でした。もちろん、これには明確な理由があります。最大の要因は、言うまでもなくLCC(格安航空会社)の存在。そして、台湾現地の物価、特に屋台やローカル食堂での食費が、現在の日本と比べてもかなり安価であることです。

ちなみに、世界各都市の生活費を比較するデータベースサイト「NUMBEO」の2025年10月時点のデータによると、台北の生活費指数は東京を100とした場合に約97(東京:56.59、台北:54.91)となっており、レストラン価格も東京より約7.6%安いとされています。つまり、台北では外食費が東京に比べてやや割安であることが客観的なデータからも確認できます。(参照:NUMBEO

ただ、ここで正直にお伝えしなければならないことがあります。5万円台の旅というのは、いわば「冒険」です。宿泊はドミトリーが基本、食事はほぼローカルフード、移動はMRTと徒歩。僕の初台湾もそうでしたが、見るものすべてが新鮮で、ちょっとした不便さすらも楽しめる若い時期だったからこそ、最高の思い出になったのだと感じます。

だからこそ、この記事では2つの基準を提示しました。「最低限これだけあれば行ける」という希望のラインと、「これくらいあれば心に余裕を持って楽しめる」という安心のライン。あなたの価値観や旅のスタイルによって、目指すべきゴールは変わってきます。この後で詳しく解説する具体的な「予算モデル」を読みながら、ご自身の旅の輪郭を少しずつ描いてみてください。

あなたはどれ?旅のスタイル別・費用予算モデル3選

あなたはどれ?旅のスタイル別・費用予算モデル3選

それでは、ここからがこの記事の核となる部分です。あなたの旅の目的や価値観に合わせて、3つの具体的な予算モデルを提案します。これは単なる数字の比較ではありません。それぞれの予算が、どのような「体験」や「感情」に繋がるのかを想像しながら読み進めてみてください。きっと「あ、これって自分のことかも」と感じるモデルが見つかるはずです。

まずは、各モデルの全体像を掴むために、総額と主な費用内訳の目安を一覧にしてみました。もちろん、これは僕が作成したあくまで標準的な一例。ここから、あなただけのオリジナルプランを組み立てていく、そのたたき台として活用してください。

項目①格安学生モデル②バランス大人モデル③堅実一人旅モデル
総額(目安)55,000円85,000円75,000円
航空券20,000円30,000円30,000円
宿泊費9,000円 (3,000円/泊)24,000円 (8,000円/泊)18,000円 (6,000円/泊)
食費12,000円 (4,000円/日)15,000円 (5,000円/日)12,000円 (4,000円/日)
現地交通費・通信費4,000円6,000円5,000円
観光・お土産代など10,000円10,000円10,000円

①格安学生モデル:総額5万円台で楽しむプラン

「使えるお金は限られているけど、仲間との『今しかできない最高』を体験したい!」そんなエネルギーに満ちた学生さんや、若い世代の方に捧げるプランです。このモデルのキーワードは、豪華さより「体験価値」の最大化。お金で買えない思い出作りに、知恵と情熱を注ぎ込みます。

宿泊は、台北市内に数多く存在するドミトリーやゲストハウスが中心。一泊3,000円程度で見つかります。正直、プライベートな空間は限られますが、それを補って余りあるのが、予期せぬ出会いです。リビングで談笑したドイツからの旅人に、翌日偶然観光地で再会したり、おすすめのローカル食堂を教え合ったり。こういった一期一会は、高級ホテルでは決して味わえません。これは、ただの宿泊ではなく、旅のハイライトにすらなり得る体験なのです。

食事は、言わずもがな、ローカル食堂や夜市がメインステージ。例えば、有名な魯肉飯(ルーローハン)なら一杯50元(約240円)前後。これにスープと青菜炒めを加えても150元(約720円)でお腹いっぱいになります。一日4,000円の食費があれば、B級グルメのスターたちをほぼ制覇できるでしょう。観光も、入場料のかからない龍山寺の荘厳な雰囲気に圧倒されたり、ただMRTの駅を一つ間違えたことで迷い込んだ路地裏の風景に心を奪われたり。お金をかけずとも、あなたの感性だけが捉えられる宝物は、街の至る所に転がっています。

②バランス大人モデル:総額8万円台で快適さを両立

「せっかくの旅行だもの、節約ばかりじゃ味気ない。でも、無駄遣いはしたくない」。そう考える賢明な社会人の方や、子育てが一段落し、久しぶりに旧友との時間を楽しみたい大人世代に、僕が最もおすすめするのがこのバランスモデルです。何を隠そう、現在の僕自身の旅も、ほとんどがこのスタイルに落ち着いていますね。

このモデルが何より重視するのは、「心の平穏と満足度の両立」です。ホテルは一泊8,000円前後を目安に、水回りが清潔で、セキュリティが信頼できる中価格帯のデザインホテルや日系ビジネスホテルを選びます。一日中歩き回ってくたくたになった体を、静かで清潔なプライベート空間でリセットできる安心感。これは、次の日の活動の質を考えれば、決して贅沢ではなく、むしろ賢明な「投資」だと僕は思います。

食事も同様です。もちろん、夜市の活気の中で頬張る胡椒餅の美味しさは格別です。しかし、それだけでなく、一度は「鼎泰豊」のような世界的に有名なレストランで、熱々の小籠包が蒸篭で運ばれてくるあの高揚感を味わう。あるいは、少し落ち着いた雰囲気の台湾料理店で、円卓を囲みながらゆっくりと語らう時間を持つ。この「静と動」「B級とA級」のメリハリが、旅の記憶をより豊かで立体的なものにしてくれるのです。

③堅実一人旅モデル:総額7万円台で安全・自由に巡る

誰にも気兼ねすることなく、ただ自分の心の赴くままに歩く。そんな自由さが、一人旅の何よりの魅力です。このプランは、特に初めて海外一人旅に挑戦する、少し慎重派なあなたを想定しています。だからこそ、一番のキーワードは「万全の準備で得る、最高の自由」です。

まず、ホテル代は複数人での旅行に比べるとどうしても割高になりますが、ここは妥協してはいけないポイント。一泊6,000円程度の予算で、安全なエリアにある清潔なシングルルームを確保することを最優先とします。ドミトリーも選択肢にはありますが、石橋を叩いて渡る性格のあなたなら、プライベートとセキュリティが確保された空間の方が、心からリラックスできるはずです。

そして、一人旅の懸念点である食事。これもまた、実は大きな楽しみの一つになります。フードコートなら、周りを気にせず様々な店の料理を一度に楽しめますし、最近ではカウンター席を備えたお洒落な牛肉麺の店も増えています。僕のお気に入りは、朝、散歩の途中で見つけたローカルな豆漿(トウジャン)の店で、地元の人たちに混じって鹹豆漿(シェントウジャン)をすすること。あの時間、自分が完全に街の一部になったような感覚を味わえるのです。計画通りに進める安心感と、計画から外れることで生まれる発見。その両方を、このモデルはあなたに提供してくれるでしょう。

【コスパ設計士の視点】食と宿には投資し、移動は削る

【コスパ設計士の視点】食と宿には投資し、移動は削る

ここで少し、僕なりの旅の予算配分に関する「哲学」のようなものをお話しさせてください。これは、机上の空論ではありません。数々の旅と、いくつかの小さな失敗を経て、僕が辿り着いた、旅の満足度を最大化するための、極めて個人的な最適解です。それは、「食と宿には臆せず投資し、その分、移動は徹底的に効率化して削る」という考え方です。

なぜなら、旅から帰ってきて数年経ったとき、鮮明に思い出せる記憶の多くは、「何を食べたか」そして「どんな空間で眠り、目覚めたか」に直結している、と僕は強く感じているからです。実際、僕にも苦い経験があります。あれは20代後半、少し旅慣れてきた頃でした。予算を切り詰めるあまり、台北の路地裏にある一泊2,000円ほどの安宿に泊まったことがあるのです。窓はなく、湿った空気がよどみ、隣の部屋の話し声が壁を隔てずに聞こえてくる。結局、ほとんど眠れずに朝を迎え、翌日の観光はどこか頭がぼんやりしたまま。せっかくの貴重な一日を、最高のコンディションで楽しめなかったのです。

「食」についても同様です。ただ安いという理由だけで飛び込んだ食堂で、ぬるくて風味の薄い小籠包を口にした時の、あの静かながっかり感。その一方で、少し奮発して訪れた茶藝館で、丁寧に入れられた凍頂烏龍茶の、鼻腔を抜ける芳醇な香りと共に過ごした午後の時間。どちらが僕の心を豊かにし、台湾という土地の記憶を深く刻んでくれたかは、言うまでもありません。

だからこそ、僕はあえて言いたい。旅の時間は有限です。その限られた時間の中で、あなたの五感を最も喜ばせるであろう体験にこそ、予算を集中させるべきではないでしょうか。

逆に、移動費は工夫次第で大きく圧縮できる領域です。特に台北は、東京の地下鉄にも劣らないほどMRT(地下鉄)網が発達しており、主要な観光地はほぼ網羅できます。「悠遊カード(EasyCard)」という交通系ICカード一枚あれば、改札もスムーズで運賃も2割引になる。例えば、台北駅から中山駅までならわずか20元(約96円)です。タクシーの初乗りが85元(約408円)からであることを考えると、いかに効率的かが分かります。

もちろん、これは僕の価値観が色濃く反映された考え方です。何を優先するかは、旅人の数だけ答えがあるでしょう。でも、もしあなたが予算配分の地図の上で道に迷ったら、この「食宿重視・移動効率化」というコンパスを、少しだけ参考にしてみてください。

予算を賢く最適化!台湾旅行3泊4日の費用ガイド【内訳編】

予算を賢く最適化!台湾旅行3泊4日の費用ガイド【内訳編】

航空券の費用|安い時期とLCC予約3つのコツ

航空券の費用|安い時期とLCC予約3つのコツ

さて、ここからは各費用項目をブレイクダウンしていきます。旅行費用の中で、変動幅が最も大きく、そして総額に最もインパクトを与えるのが、言うまでもなく航空券です。だからこそ、ここをいかに賢く、戦略的に抑えるかが、格安旅行実現の絶対的な鍵となります。

航空券が安い時期は?

航空券の価格は、驚くほど正直です。多くの人が「旅行に行きたい!」と思う時期は高くなり、そうでない時期は面白いように安くなる。このシンプルな需要と供給の原則を理解することが、まず第一歩です。台湾旅行の場合、具体的に狙い目となるのは以下のシーズンです。

航空券が安くなる傾向の時期

  • 大型連休明け(1月中旬~2月上旬、5月中旬~6月):年末年始やゴールデンウィークといった繁忙期の直後は、旅行需要が一時的に落ち込むため、価格が下がる絶好のチャンスです。特に梅雨の時期にあたる6月は、気候的にはベストではありませんが、費用を最優先するなら有力な選択肢となります。
  • 秋の平日(9月~11月):台風シーズンが過ぎ、気候が安定して過ごしやすい秋は、旅のベストシーズンの一つ。その中でも、週末や祝日を外した平日出発の便は、比較的価格が落ち着いています。

航空券が高騰する時期

逆に、絶対に避けるべきなのが、台湾の大型連休である旧正月(毎年1月下旬~2月上旬で変動)、そして日本の夏休み期間(7月~8月)年末年始です。これらの時期は、航空券の価格が通常の2倍以上に跳ね上がることも珍しくありません。特に旧正月は台湾の方々の帰省ラッシュと重なるため、予約自体が困難になることも覚えておきましょう。

LCC予約を使いこなす3つのコツ

今や格安旅行の代名詞とも言えるLCC(格安航空会社)。僕もその恩恵を大いに受けていますが、その安さの裏側にある「仕組み」を正しく理解していないと、思わぬ落とし穴にはまることも。ここでは、僕が実践しているLCCを賢く使いこなすための3つのコツを伝授します。

  • セール情報を「迎えに行く」姿勢を持つ
    LCCのセールは、待っているだけでは掴めません。自ら「迎えに行く」姿勢が何より重要です。LCC各社は、数ヶ月先の航空券を対象にした大規模なセールを年に数回、そして小規模なセールを頻繁に実施します。公式サイトのメールマガジン登録やSNSのフォローは基本中の基本。セール開始直後はサイトが混み合うことを見越して、事前に会員登録を済ませ、決済に使うクレジットカード情報も登録しておく。この準備が、勝負の明暗を分けます。
  • 追加料金の仕組みを「見える化」する
    LCCの表示価格は、あくまで「人を運ぶだけ」の最もシンプルな料金です。ここから、旅のスタイルに合わせて必要なサービスを自分で組み立てていく必要があります。特に注意すべきなのが「受託手荷物(預け荷物)」「座席指定」の料金です。
    追加料金の具体例(一般的なLCCの場合)
    • 受託手荷物(20kg):片道あたり 3,500円~5,000円程度
    • 座席指定(通常席):片道あたり 800円~1,500円程度
    例えば、往復20,000円の航空券でも、20kgの荷物を預けて座席指定をすると、往復で約8,600円~13,000円が追加され、総額はあっという間に3万円を超えてきます。この「足し算」を怠ると、「結局、大手航空会社と大して変わらなかった」という典型的な失敗パターンに陥ってしまうのです。
  • 比較サイトは「偵察」、予約は「公式サイト」で
    「スカイスキャナー」や「Googleフライト」といった航空券比較サイトは、市場全体の価格感を把握するための「偵察ツール」として非常に優秀です。複数の航空会社の価格を一覧で比較し、最安値の傾向を掴むことができます。ただし、僕個人の経験則として、最終的な予約は、航空会社の公式サイトから直接行うことを強くお勧めします。なぜなら、予約内容の確認や変更、万が一の欠航時の対応などが、旅行代理店を経由するよりも圧倒的にスムーズだからです。安心感を買う、という意味合いもありますね。

【あなたへ】航空券選びのワンポイントアドバイス

サークルの仲間など、グループ旅行を計画中の学生さんなら、まずはメンバー全員で航空会社のメルマガ登録から始めるのがおすすめ。幹事さん一人で背負わず、「一番安いチケットを見つけた人が勝ち!」みたいなゲーム感覚でみんなでセール情報を追いかけると、計画そのものがイベントになって楽しいですよ。

久しぶりの友人との旅行を計画中の大人の方は、LCCを利用する場合でも、数百円~千円程度の追加料金で「足元の広い席(非常口座席など)」を指定する「快適さへの投資」をぜひ検討してみてください。片道わずか3~4時間のフライトですが、この少しの差が、現地に着いてからの元気度に大きく影響します。往復のフライトも、大切な旅の一部ですからね。

初めての一人旅に挑戦する方は、会社員であれば有給休暇が使えるなど、日程の自由度を最大限に活かせることが多いはず。比較サイトで特定の日付だけでなく「月全体」で検索し、最も価格が安い平日出発・平日帰国の便を狙い撃ちするような探し方が可能です。この柔軟性こそが、一人旅の費用を抑える最大の武器になります。

ホテル費用|失敗しない!エリア別・格-安ホテルの選び方

ホテル費用|失敗しない!エリア別・格-安ホテルの選び方

航空券の次に予算の大きな部分を占めるのが、ホテル代。前述の通り、僕は旅の基点となる宿の快適さを重視する方ですが、もちろん価格とのバランスが全てです。ここでは、地理に不慣れな方でも安心して選べる台北の主要エリアの解説と、無数にあるホテルの中から「当たり」を見つけ出すための、僕なりの具体的なチェック術をお話しします。

初心者におすすめ!台北の主要エリアと相場観

台北には魅力的なエリアがたくさんありますが、特に旅行者にとっての利便性、安全性、そしてホテルの選択肢の豊富さから、まずは以下の3つのエリアを押さえておけば間違いありません。それぞれのエリアが持つ「個性」と、大まかな価格帯を掴んでみてください。

エリア名特徴こんな人におすすめ価格帯の目安(1泊)
中山(ジョンシャン)交通至便で治安が良い。デパートやおしゃれなカフェ、日系レストランも多い。落ち着いた雰囲気。初めての台湾で安心感を重視したい人、女性グループ、大人世代の旅8,000円~15,000円
西門(シーメン)若者文化の発信地で活気がある。リーズナブルな宿やB級グルメ、夜市も近い。費用を抑えたい学生、ショッピングや食べ歩きを楽しみたい若者3,000円~7,000円
台北駅周辺空港や地方都市へのアクセスが抜群。予備校なども多く、安宿から高級ホテルまで選択肢が幅広い。交通の利便性を最優先する人、滞在中に地方へも足を延ばす予定の人5,000円~12,000円

まぁ、正直なところ、どのエリアも一長一短です。僕個人の好みで言えば、静けさと便利さを両立できる中山エリアを選ぶことが多いですね。ただ、あの西門の雑多でエネルギッシュな雰囲気も、旅情を掻き立てられるので捨てがたい。最終的には、あなたの旅のスタイルが答えを導き出してくれます。

失敗しないホテルの「デジタル探偵術」

予約サイトに並ぶ無数のホテル。きらびやかな写真と高評価の嵐に、どれを信じればいいか分からなくなりますよね。ここでは、僕が実践している、情報の裏側まで読み解くための具体的なチェック術を伝授します。

  • 予約サイトのフィルタ機能を使いこなす
    まず、「ただ安い順に並べる」のは絶対にやめましょう。僕が必ず使うのは、「クチコミスコア:8.0以上(予約サイトによっては「とても良い」など)」というフィルタです。これは、多くの宿泊者が一定の満足度を得たという客観的な指標。この一手間だけで、いわゆる「ハズレ」の宿を劇的に減らすことができます。
  • 口コミは「水回り」と「騒音」のキーワードで検索する
    フィルタで絞り込んだら、次は口コミの深掘りです。膨大な口コミを全て読む必要はありません。口コミ検索機能で「バスルーム」「シャワー」「排水」「壁」「音」といったキーワードを入力してみてください。部屋全体の漠然とした感想よりも、水圧の弱さや排水溝の匂い、壁の薄さといった、快適さを直接左右するネガティブな情報が面白いほど浮かび上がってきます。
  • Googleマップで「駅からの本当の距離」を測る
    「駅から徒歩5分」という表記、本当に信じていますか?信号待ちや坂道は考慮されていません。僕が必ずやるのは、Googleマップのストリートビューで、駅からホテルまでの道のりを実際に歩いてみることです。「夜道は暗くないか」「コンビニは近くにあるか」といった、予約サイトでは分からない現地の空気感まで掴むことができます。これは、特に女性や一人旅の方には強く推奨したい確認方法です。

【あなたへ】ホテル選びのワンポイントアドバイス

とにかく費用を抑えたい学生さんには、やはり西門エリアのホステルやゲストハウスが選択肢の中心になるでしょう。予約サイトで「安くて可愛い」宿を見つけるコツは、「女性専用ドミトリー」の有無と「共用スペースの写真」に注目すること。清潔でおしゃれな共用リビングがある宿は、全体の管理が行き届いている可能性が高いです。もし男女共用のドミトリーに抵抗があるなら、予約前にしっかり確認してくださいね。

清潔感とアクセスの良さを両立させたい大人グループの旅行なら、中山エリアが鉄板です。このエリアでコストを抑えつつ満足度を上げるなら、「ダブルベッドルーム」ではなく「ツインベッドルーム」の在庫が豊富なホテルを探すのがポイント。また、少し予算を上げて「オークラ プレステージ台北」や「ホテル・ロイヤル・ニッコー・タイペイ」といった日系ホテルを選ぶと、日本語が通じる安心感と日本水準のきめ細やかなサービスで、旅の質が格段に向上します。

一人旅、特に初めてで慎重なあなたは、何よりもセキュリティを最優先に。僕なら、予約サイトの絞り込み条件で「フロント24時間対応」にチェックを入れます。さらに、口コミで「深夜の出入り口は施錠されるか」「カードキーがないとエレベーターが動かないか」といった点を確認します。中山エリアや、より洗練された大安エリアには、そういったセキュリティがしっかりした、シングルルームが充実しているホテルが多く見つかります。安全という土台があってこそ、自由な冒険が楽しめるのです。

筆者

どうでしょうか。この3つの「デジタル探偵術」を使えば、無数のホテルの中から、あなたにとっての「当たり」を見つけ出せる気がしてきませんか?
言葉で聞くだけでなく、実際に手を動かしてみるのが一番です。例えば、僕が台北のホテルを探す際によく使う「Agoda(アゴダ)」なら、今すぐこのテクニックを試すことができます。エリア(中山、西門など)で絞り込み、クチコミスコアを「8.0以上」に設定して検索してみてください。まるで宝探しのように、素敵なホテルが次々と見つかりますよ。

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現地費用①|賢い両替術と現金・カードの使い分け

現地費用①|賢い両替術と現金・カードの使い分け

さて、無事に台湾に到着し、空港の到着ロビーの熱気を肌で感じたなら、次はいよいよ実践編です。まず必要になるのが現地通貨の新台湾ドル(NT$、元)。ここでは、「どこで両替するのが一番お得なのか?」という普遍的な疑問から、「で、結局いくら両替すれば安心なの?」という、より本質的な問いまで、僕なりの最適解をお伝えします。

両替は「空港で最低限、市内の銀行か民間両替所で追加」が鉄則

先に結論から言うと、日本国内の空港や銀行で両替するのは最もレートが悪いため、避けるべきです。台湾到着後に両替するのが基本となりますが、その中でも場所によってレートや利便性が異なります。

両替場所レートの良さ手軽さ解説とおすすめ度
台湾の空港普通到着後すぐに行動できるよう、最低限必要な分(1万円~1.5万円程度)を両替するのに最適。24時間営業している窓口もあり安心。
台湾市内の銀行良いレートが良いのが魅力だが、営業時間が短い(通常15:30まで)のと、場所によっては混雑し、パスポート提示など手続きに時間がかかるのが難点。
民間の両替所非常に良い中山エリアにある「金龍旅遊」など、一部の両替所は銀行よりもレートが良く、営業時間も長い。まとまった金額を両替するなら、ここが最強の選択肢になり得ます。
デパート・ホテル悪いレートは良くありません。本当に現金が尽きてしまった時のための、あくまで緊急避難的な場所と割り切りましょう。

僕のおすすめの動き方はこうです。まず、桃園空港の到着ロビーにある銀行窓口で1万円だけ両替します。これで市内に向かう交通費や、初日の夜市で使うくらいの現金は確保できます。そして翌日以降、まとまった現金が必要になったら、中山エリアに行くついでに「金龍旅遊」のようなレートの良い民間両替所に立ち寄る。この方法が、時間的にも金銭的にも最も効率が良いと感じています。

現金とカード、そして「悠遊カード」のスマートな使い分け

「台湾旅行、現金はいくら必要ですか?」これは本当によく聞かれる質問です。僕の肌感覚では、現在の台湾での決済シーンは「現金:4割、カード:4割、その他キャッシュレス:2割」といった印象です。ここで重要なのが、「その他キャッシュレス」の主役である「悠遊カード(EasyCard)」の存在です。

悠遊カード(EasyCard)とは?
日本のSuicaやICOCAのような交通系ICカードです。MRTの駅などで簡単に購入・チャージでき、MRTの運賃が2割引になるだけでなく、セブン-イレブンやファミリーマートといったコンビニでの支払いや、一部のドリンクスタンド、スーパーでも利用可能。これ一枚あるだけで、小銭を扱う手間が劇的に減り、旅の快適さが格段に向上します。

これを踏まえた上で、具体的な使い分けのシーンを見ていきましょう。

  • 現金が必須の場面:夜市、個人経営のローカル食堂や屋台、伝統市場、お寺のお賽銭など。特に、一食150元(約720円)以下の食事は、ほぼ現金と考えて間違いありません。
  • カードが便利な場面:デパート、免税店、スーパー(カルフールなど)、中~高級レストラン、ホテルの支払い。まとまった金額の買い物やお土産購入では積極的にカードを使い、ポイントを貯めるのが賢い選択です。
  • 悠遊カードが活躍する場面:MRTやバスの乗車、コンビニでの飲み物やお菓子の購入。タピオカドリンクのチェーン店などでも使える店が増えています。

【あなたへ】具体的な両替額と管理術

初めての海外で幹事を任された学生さん、特にグループで夜市をメインに楽しみたいと考えているなら、少し多めに現金を用意しておくと安心です。僕のおすすめは、一人あたり2万円(約4,500元)を両替しておくこと。そして、メンバーから1,000元ずつ集めて「共有財布」を作り、みんなで食べる屋台グルメの支払いはそこから出すようにすると、会計が驚くほどスムーズになりますよ。

友人との旅行を楽しむ大人の方は、スマートさを重視したいところ。一人あたり1.5万円(約3,400元)程度の両替に留め、あとはクレジットカードをメインに使うのがおすすめです。万が一現金が足りなくなっても、海外キャッシング機能を使えばATMで現地通貨を引き出せます。手数料はかかりますが、「時間を買う」と考えれば、十分に合理的な選択です。

慎重に計画を立てたい一人旅のあなたにとって、最も重要なのはリスク管理。僕なら3泊4日で合計2.5万円(約5,600元)を目安に両替します。ただし、全額を持ち歩くことはしません。1万円分はその日の財布に、残りの1.5万円分はホテルのスーツケースの中など、別の場所に保管しておきます。さらに、メインのクレジットカードとは別に、予備のカードも用意する。この「バックアップを持つ」という一手間が、異国の地での絶対的な心の余裕に繋がるのです。

現地費用②|通信費・海外旅行保険はこれだけでOK

現地費用②|通信費・海外旅行保険はこれだけでOK

さて、ここからは少し地味ですが、あなたの旅を足元から支える、極めて重要な「守りの費用」についてお話しします。それは通信費と海外旅行保険。これらを疎かにすると、楽しいはずの旅が、現地での余計なストレスや、帰国後の大きな金銭的負担に繋がりかねません。でも安心してください。ポイントさえ押さえれば、賢く、そして無駄なく備えることができます。

通信手段は「eSIM」が新常識に

今や、海外で地図アプリを開いたり、翻訳アプリを使ったりするのは当たり前の時代。スマートフォンがインターネットに繋がっているという安心感は、旅の快適さを大きく左右します。主な選択肢は3つありますが、それぞれの料金相場と特徴を比較してみましょう。

通信手段料金相場(3泊4日)メリットデメリット
Wi-Fiルーター2,000円~3,000円複数人でシェアすれば割安機器の受取・返却、充電、持ち運びの手間
物理SIMカード1,000円~2,000円身軽、比較的安価SIMの入れ替え作業、元のSIMの紛失リスク
eSIM1,000円~1,500円オンラインで完結、身軽、到着後すぐ使える対応機種が限られる、初期設定が少し複雑に感じることも

僕の最近のイチオシは、表を見ても分かる通り、コストパフォーマンスと利便性に優れたeSIMです。物理的なカードの抜き差しが不要で、渡航前にオンラインでプランを購入し、QRコードを読み込むだけで準備が完了する。台湾に到着した瞬間から、自分のスマホがそのまま使える手軽さは、一度体験すると元には戻れません。

【あなたへ】通信手段選びのワンポイントアドバイス

常に一緒に行動することが多い学生グループなら、Wi-Fiルーター1台をレンタルしてみんなでシェアするのが、一人あたりの負担を最も抑えられる方法です。ただし、誰かが充電係になったり、「あ、今ちょっと別行動したい」と思った時にネットが使えなくなったり、という点は事前に話し合っておきましょう。

時には自由時間も楽しみたい大人グループの旅行では、各自がeSIMやSIMカードを用意するのが、お互いに気を遣わずに済むので断然おすすめです。待ち合わせ場所を決めたり、素敵なカフェを見つけて「今ここにいるよ!」と連絡を取り合ったり。Wi-Fiルーターの受け渡しや返却といった雑務から解放されるのも、忙しい大人には嬉しいポイントです。

身軽さと効率を重視する一人旅なら、自分のスマートフォンだけで全てが完結するeSIMが圧倒的に便利。僕も最初は設定方法の解説を読み込むのに少し戸惑いましたが、一度経験してしまえば次からは本当に簡単。物理的なカードの紛失リスクもないので、これ一択と言っていいかもしれません。

僕もこれまで色々なeSIMを試してきましたが、最近よく使うのが、日本の会社が運営している「VOYAGEE(ヴォヤージー)」です。

理由はシンプルで、①何より日本の会社が運営しているので、サイトの案内やサポートが全て日本語で安心できる、②専用アプリのインストールが不要で、購入後に届くメールの指示通りに設定するだけで手軽、そして③台湾で使えるデータ無制限プランが3日間1,000円台からと、価格も非常にリーズナブル、という3点です。台湾に到着して、機内モードをオフにした瞬間に現地の電波を掴んでくれる。あの安心感は、一度味わうと手放せません。

日本の会社で安心!設定も簡単なeSIM「VOYAGEE」

面倒なアプリのインストールは不要。公式サイトで渡航先とプランを選ぶだけで、初心者でも簡単に利用開始できます。詳しい設定方法や、僕が実際に使ってみた感想は、以下のレビュー記事を参考にしてみてください。

>>VOYAGEE公式サイトで料金プランをチェック

海外旅行保険は「クレジットカード付帯」で本当に十分か?

「たった数日だし、保険は要らないかな…」その気持ち、痛いほど分かります。でも、これは声を大にして言わせてください。海外旅行保険には、絶対に入ってください。海外では日本の健康保険は適用されません。例えば、台湾で盲腸(虫垂炎)の手術を受けると、200万円以上の治療費がかかるケースも報告されています。

ここで多くの人が悩むのが、「手持ちのクレジットカードに付帯している保険で十分なのか?」という問題。これは、あなたのカードが以下の条件を満たしているかで判断できます。

カード付帯保険で十分か? 3つの判断基準

1. 「自動付帯」であるか?
カード保険には、持っているだけで適用される「自動付帯」と、旅行代金をそのカードで決済しないと適用されない「利用付帯」があります。まず、自分のカードがどちらかを確認しましょう。利用付帯の場合は、航空券などを購入したカードでなければ意味がありません。

2. 最重要項目「治療・救援費用」の補償額は200万円以上か?
保険で最も重要視すべきは、病気やケガの治療費をカバーする「治療・救援費用」の項目です。僕の基準では、この補償額が最低でも200万円なければ、安心とは言えません。年会費無料のカードなどでは、この額が50万円~100万円程度に設定されていることも少なくないので、必ず確認してください。

3. 「携行品損害」の補償は付いているか?
スマートフォンを落として壊してしまったり、カメラを盗まれてしまったり。意外と起こりがちなのが、持ち物の損害です。「携行品損害」の補償があれば、こうしたトラブルによる金銭的ダメージを軽減できます。これも付いているか確認しておきたい項目です。

もし、あなたのカードがこれらの条件、特に補償額の基準を満たしていない場合は、迷わず保険会社の掛け捨てプランに加入しましょう。台湾3泊4日であれば、保険料は1,500円~2,500円程度です。この数千円を惜しんだがために、数百万円の請求に頭を抱える…なんてことになったら、目も当てられませんからね。これは、あなたの旅を心から楽しむための、最も賢明な投資の一つですよ。

筆者

正直なところ、特に初めての海外旅行なら、あれこれ悩むより「旅に強い」クレジットカードをこの機会に一枚作っておくのが、最も賢明で安心な選択だと僕は思います。

もしあなたが学生さんだったり、どのカードを選べばいいか分からないなら、僕が最初の一枚として間違いなくおすすめするのは「楽天カード」です。年会費が永年無料なのに、海外旅行保険がしっかり利用付帯していて、いざという時の治療費などを最大200万円まで補償してくれます。これ一枚あれば、数千円の掛け捨て保険代を節約できる。まさに「賢く節約」ですよね。

僕も長年愛用していますが、ポイントも貯まりやすいですし、持っておいて損することは絶対にありませんよ。

【最新セール情報】航空券・ツアーの割引を見つける方法

【最新セール情報】航空券・ツアーの割引を見つける方法

さて、ここからは少し上級編です。旅の費用を劇的に下げる可能性を秘めた、セールや割引情報のキャッチアップ術。これは、もはや単なる節約術ではなく、お得な情報を自ら掴み取りにいく「情報戦」だと僕は考えています。少しの手間と知識が、数千円、時には一万円以上の差額となって返ってくるのですから、これを楽しまない手はありません。特に、賢く節約すること自体にゲームのような達成感を見出せるあなたなら、きっとこのプロセスに夢中になるはずです。

ここでは、僕が実際に日々行っている、ありふれた情報の中から「本当に価値ある割引情報」だけを効率的に見つけ出すための、具体的なテクニックを伝授します。

割引情報を見つけるための「攻め」のアクションリスト

レベル1:基本の索敵網を張る

  • 航空会社の公式メルマガは「セール配信用アドレス」で登録する
    LCCはもちろん、JALやANAといった大手も定期的にセール情報を配信します。ただ、全てのメルマガを普段使いのメールアドレスで受信すると、重要なメールが埋もれてしまう。だからこそ、Gmailなどで「旅行セール専用」のメールアドレスを一つ作り、そこに情報を集約させるのがおすすめです。
  • 航空券比較サイトの「価格アラート」を複数設定する
    「スカイスキャナー」や「Googleフライト」の価格アラート機能は必須ツールです。ここで一つコツがあります。本命の日程だけでなく、その前後2~3日の日程でもアラートを設定しておくこと。一日ずらすだけで、価格が劇的に変わることが往々にしてあるからです。

レベル2:経験者だけが知る狙い目の時間と場所

  • LCCのセール開始は「火曜の夜」と「金曜の昼」をマークせよ
    これは僕の長年の経験則ですが、LCCの小規模なセールは、なぜか火曜日の夜19時~22時頃や、金曜日の昼12時頃に開始されることが多いように感じます。全てのセールがそうではありませんが、この時間帯に少し意識してサイトを覗いてみると、思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれません。
  • 旅行会社の「決算セール(3月・9月)」と「初夢フェア(年末年始)」は別格
    HISやJTBといった大手旅行会社が年に数回行う大規模セールは、個人手配より安いツアー商品が出ることもしばしば。特に、航空券とホテルがセットになったフリープランは狙い目。これらのセール時期はカレンダーに印をつけておきましょう。

レベル3:SNSを「情報収集データベース」として使いこなす

  • X(旧Twitter)で「情報発信のプロ」をリスト化する
    Xには、航空会社のセール情報を誰よりも早く、そして分かりやすくまとめてくれる専門のアカウントが存在します。例えば、「lccjp」「tottoko_travel」といったアカウントをフォローし、さらに「台湾旅行情報」という非公開リストを作成して彼らを登録しておくのです。こうすることで、ノイズの多いタイムラインから隔離された、あなただけの「セール速報データベース」が完成します。
  • Instagramのハッシュタグ検索は「#台湾女子旅」の先に注目
    「#台湾旅行」のようなメジャーなハッシュタグだけでなく、「#台湾一人旅女子」や「#台湾カフェ巡り」のように、より具体的なハッシュタグで検索すると、個人のリアルな投稿が見つかります。その投稿日時がセール期間と重なっていれば、「〇〇航空のセールで航空券ゲットしました!」といった、臨場感あふれる情報に出会えることがあります。

どうでしょうか。ここまでやれば、もはや立派な「トラベルハッカー」です。これらの方法を組み合わせ、情報を多角的に追いかけることで、お得な情報に出会える確率は間違いなく上がります。そして何より、このプロセス自体が、旅の楽しみの一部になるはずですよ。

ツアーと個人手配、結局どっちがお得?費用と自由度を徹底比較

ツアーと個人手配、結局どっちがお得?費用と自由度を徹底比較

台湾旅行を計画する上で、多くの人が一度は立ち止まる大きな分岐点。それが「パッケージツアーに申し込むか、それとも航空券やホテルを自分で一つひとつ手配するか」という問題です。これは単に「どちらが安いか」という話ではありません。あなたの旅の価値観そのものが問われる、重要な選択だと僕は考えています。

ここでは、従来の二元論から一歩進んで、近年主流となりつつある「フリープラン(航空券+ホテルのみのツアー)」も加えた3つの選択肢を、それぞれの旅人が何を最も重視するかという観点から、徹底的に比較・分析してみます。この表を眺めれば、あなたがどの道を歩むべきか、きっと明確になるはずです。

比較項目①フルパッケージツアー②フリープランツアー③完全個人手配
費用の安さ△(割高な傾向)○(セール時は個人手配より安いことも)◎(最安値を追求できる)
計画の手間◎(ほぼ不要)○(現地プランは自由)△(全て自分で行う必要)
現地での自由度△(団体行動が基本)◎(完全に自由)◎(完全に自由)
安心感・サポート◎(旅行会社がフルサポート)○(緊急時はサポートあり)△(全て自己責任)

それぞれのスタイルは、どんな人におすすめか?

この比較表を踏まえて、僕なりの言葉で、それぞれのスタイルがどんな方にフィットするのかを解説します。

①フルパッケージツアーがおすすめな人
何よりも「安心」と「効率」を求める方です。例えば、初めての海外旅行で言葉や治安に強い不安を感じる方、ご高齢のご両親を連れて行くような旅、あるいは「とにかく有名な観光地を短期間で全て見て回りたい」という明確な目的がある場合には、最適な選択となるでしょう。空港送迎から食事まで全て組み込まれているため、現地で何も考える必要がないという手軽さは、他には代えがたいメリットです。

②フリープランツアーがおすすめな人
「面倒な手続きは嫌い。でも、現地では自分の好きなように歩きたい」。そんな「いいとこ取り」をしたい賢い旅人に、今の時代最もフィットするのがこのスタイルです。特に、ネットでの予約作業に少し苦手意識がある方や、忙しい日常の中で旅行の計画に多くの時間を割けない方にとっては、救世主のような存在。航空券とホテルの予約という、最も手間のかかる部分をプロに任せつつ、現地での食や観光は完全に自由。これは、非常にバランスの取れた選択肢だと僕は思います。

③完全個人手配がおすすめな人
旅の計画段階から、そのプロセスそのものを「楽しみ」として捉えられる人。そして、ガイドブックには載っていないような路地裏の風景や、予期せぬ出会いといった「偶然性」をこそ、旅の醍醐味だと考える冒険家タイプの方です。もちろん、トラブルが起きた際も全て自分で解決しなければならないというリスクは伴います。しかし、それを乗り越えて自分の力で旅を創り上げたという達成感は、何物にも代えがたい、あなただけの勲章となるはずです。

筆者

ちなみに僕自身の話をすると、若い頃はもっぱら③の完全個人手配でした。しかし最近では、家族と行く時や、とにかく時間が無い中で旅行を決める際には、②のフリープランを選ぶことも増えましたね。どちらが良い・悪いではなく、その時の自分の状況や旅の目的に合わせて、最適なツールを使い分ける。そんな柔軟な考え方が、現代の旅人には求められているのかもしれません。な手配をプロに任せられる安心感と、現地での自由を両立できるこのスタイルは、かなり魅力的な選択肢だと思いますよ。

予算別!台湾旅行3泊4日モデルコース

予算別!台湾旅行3泊4日モデルコース

さて、いよいよ最終章です。ここまで解説してきた予算や数々のTIPSという「知識」を、具体的な「体験」へと翻訳していきましょう。ここでは、この記事の核である2つの予算モデルが、実際にどのような旅の物語を紡ぎ出すのかを、僕なりの視点で描いてみました。

これは単なる旅程表ではありません。あなたの「台湾でこんなことがしたい」という想いを具体化するための、最初のスケッチです。ぜひ、ご自身の価値観と照らし合わせながら、「私ならここをこう変えたいな」と想像を膨らませてみてください。

【5万円台】B級グルメと映えスポット制覇!よくばり体験コース

「お金はないけど、時間はたっぷりある!そして、何より最高の思い出と写真を残したい!」そんなエネルギー溢れる学生さんや、若い世代のグループ旅行を想定したエネルギッシュなプランです。MRTと徒歩を最大限に活用し、食費は夜市やローカルフードで抑えつつ、台湾の熱気とカルチャーを肌で感じることに重点を置きます。

1日目:到着の熱気と西門町のネオン

  • 午後:桃園空港到着。MRTで台北市内へ直行し、若者の街「西門町」のホステルにチェックイン。
  • 夕方:早速、西門町の散策へ。巨大フライドチキン「豪大大雞排」の熱気を頬張りながら、タピオカミルクティーの人気店「幸福堂」で黒糖タピオカをゲット。友達と乾杯する写真を撮れば、旅の始まりを最高に演出できます。
  • :夕食はあえて決めず、西門町の路地裏に漂う匂いに誘われるままに。締めに阿宗麺線のとろりとしたカツオ出汁の麺線をすすれば、初日から台湾の虜になるはず。

2日目:歴史とトレンド、そして夜市の狂乱

  • 午前:MRTで龍山寺へ。荘厳な建築と、熱心にお祈りする人々の姿に圧倒される。すぐ近くのレトロな街並み「剥皮寮歴史街区」は、どこを切り取っても絵になる絶好の撮影スポット。
  • :龍山寺周辺のローカル食堂で、絶品の魯肉飯(ルーローファン)に舌鼓。
  • 午後:中正紀念堂の広大なスケールと衛兵交代式に感動。その後は、トレンドの発信地「東区」へ移動し、韓国ファッションや激安コスメ店をウィンドウショッピング。
  • :台湾最大級の「士林夜市」へ。B級グルメの食べ歩きはもちろん、射的やエビ釣りなどのゲームに挑戦すれば、忘れられない夜になります。

3日目:絶景とカフェ、二つの夜市をハシゴ

  • 午前:少し早起きして猫空ロープウェイへ。床が透明なクリスタルキャビンに乗れば、足元に広がる緑の絨毯に息を呑むはず。
  • 午後:「リノベーションカフェ」の聖地、中山エリアへ。古民家を改装したお洒落なカフェで、マンゴーかき氷をシェアしながら、旅の思い出を語り合う時間を。
  • 夕方:台北のシンボル・台北101を下から見上げ、その迫力を体感。その後は、一本道に屋台がひしめく「饒河街観光夜市」で、名物の胡椒餅をハフハフしながら味わいます。

4日目:最後の朝ごはんとお土産探し

  • 午前:台湾式の朝ごはん「鹹豆漿(シェントウジャン)」を初体験。お酢で豆乳がふわふわに固まる食感は、きっと病みつきになります。その後、スーパー「カルフール」で、バラマキ用のお菓子をまとめ買い。
  • :空港へ移動し、名残を惜しみつつ帰国の途へ。

【8万円台】美食と癒し、文化に触れる大人のゆったりコース

「せっかくの休みだから、日常の喧騒を忘れて心からリラックスしたい」。そんな、快適さと満足度を重視する大人世代のグループ旅行や、自分へのご褒美旅を想定したプランです。タクシーも適度に利用し、食事は名店を選び、文化と癒しの時間をたっぷり確保します。

1日目:到着、そして世界が認める小籠包との対面

  • 午後:桃園空港到着。リムジンバスか事前予約した送迎車で、台北市内のホテルへ快適に移動。宿泊は、落ち着いた雰囲気の「中山エリア」がおすすめ。
  • :旅の始まりを祝して、小籠包の世界的な名店「鼎泰豊(ディンタイフォン)」へ。薄皮から溢れ出す黄金色のスープと、計算され尽くした餡の旨味。これは単なる食事ではなく、一つのエンターテイメントです。

2日目:至宝との対話、そして極上のリフレッシュ

  • 午前:タクシーをチャーターし、世界四大博物館の一つ「故宮博物院」へ。有名な「翠玉白菜」や「肉形石」をはじめとする、人類の至宝の数々を、日本語ガイドの音声を聞きながらじっくりと鑑賞します。
  • 午後:おしゃれな雑貨店や茶藝館が並ぶ「永康街」を散策。洗練されたデザインの台湾雑貨を探したり、こだわりの台湾茶を提供するカフェで、静かな午後のひとときを。
  • 夕方:台湾式マッサージ店で、1時間の足裏マッサージを体験。痛気持ちいい刺激の後、足が驚くほど軽くなる感覚は、まさに至福。
  • :グルメな屋台がコンパクトに集まる「寧夏夜市」で、大人が楽しめるB級グルメを少しだけつまむ。

3日目:ノスタルジックな九份へ、忘れられない夕暮れ

  • 午前:列車に揺られ、日帰りでノスタルジックな hillside の街「九份」へ。
  • :九份老街で、名物の芋圓(タロイモ団子)の優しい甘さに癒される。
  • 午後:僕の一押しは、夕暮れ時を狙って訪れること。提灯に赤い灯りがともり始める幻想的な時間帯に、見晴らしの良い茶藝館「阿妹茶樓」のテラス席で、眼下に広がる海を眺めながら台湾茶をいただく。この体験は、きっと一生の思い出になります。
  • :台北に戻り、少しリッチな台湾料理レストラン「欣葉(シンイエ)」で、本格的な家庭料理を堪能。

4日目:こだわりの逸品を探しに

  • 午前:パイナップルケーキの名店「サニーヒルズ」や、質の良いドライフルーツ、カラスミなどを扱う問屋街「迪化街」で、大切な人へのお土産をじっくりと選ぶ。
  • :空港へ。ラウンジなどでゆったりと過ごし、帰国の途へ。

まとめ|台湾旅行3泊4日の費用ガイドを手に、最高の旅を設計しよう

まとめ|台湾旅行3泊4日の費用ガイドを手に、最高の旅を設計しよう

さて、ここまで台湾旅行の費用について、僕なりの視点から詳しくお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。最後に、この記事の要点をリストにしておきます。あなたの旅の計画に、きっと役立つはずです。

  • 台湾3泊4日の費用は最低ラインで総額5万円から可能
  • 快適さも求めるなら7万円から8万円が現実的な予算
  • 旅のスタイルに合わせて3つの予算モデルから選べる
  • 格安学生モデルは体験価値を重視し総額5万円台を目指す
  • バランス大人モデルは快適さも両立し総額8万円台が目安
  • 堅実一人旅モデルは安全を第一に総額7万円台で計画
  • 旅の満足度は食と宿への投資で大きく変わる
  • 航空券は大型連休明けや秋の平日が安くなる傾向
  • LCCはセールを狙い追加料金の仕組みを理解することが重要
  • ホテルは中山・西門・台北駅周辺エリアが便利で探しやすい
  • ホテルの口コミは水回りと騒音を重点的にチェックする
  • 両替は台湾到着後に空港と市内の銀行を使い分けるのが賢い
  • 通信手段は手軽で便利なeSIMが新しいスタンダード
  • 海外旅行保険は万が一に備え必ず加入する
  • ツアーと個人手配は費用や自由度を比較して自分に合った方を選ぶ
  • この記事のモデルコースを参考に自分だけの旅を設計しよう

お金の計画は、あくまで最高の旅を実現するための「手段」にすぎません。大切なのは、あなたが台湾でどんな時間を過ごしたいか、です。この記事が、あなたの漠然とした「行ってみたい」という気持ちを、具体的な「行ける!」という確信に変える、その一助となれたなら、これほど嬉しいことはありません。さあ、あなただけの最高の旅を設計しに出かけましょう!

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